症状別サプリメント/化学物質のために


化学物質のために ― 正しく食べて守る

化学物質のために ― 3つのページでお話しします
身近な化学物質/からだが受けるダメージ/◆正しく食べて守る(このページ)
お悩み・目的から探す ― ほかのテーマへ
代謝と解毒/腎臓/肝臓/下部尿路/胃腸/膵臓/嘔吐/重い食欲不振/糖尿病/甲状腺/ウェイトダウン/心臓/脳/目と鼻/免疫力/アレルギー/炎症と痛み/腫瘍と癌/皮膚と被毛/口腔/骨と関節/◆化学物質(このページ)

入れないには、限界があります

化学物質を、すべて避けることはできません。空気は選べませんし、お隣の柔軟剤も止められません。お薬が必要なときもあります。

当店は、以前からこうお伝えしてきました。

病気の原因の多くは、外から入ってくるもの。逃げきれなかった分は、からだが出してくれる。

ですから、すべきことは2つです。入ってくるものを減らすこと(「身近な化学物質」のページ)。そして、入ってしまったものを、出す働きを支えること。このページでお話しするのは、この2つめです。

からだは、入ってきた“不要なもの”を、肝臓で処理し、腎臓からおしっこへ、腸からウンチへと出しています。その働きを毎日続けるには、材料が要ります。材料は、毎日のごはんからしか届きません。

医療は、病気を見つけ、急ぐときに助け、本当に要るお薬を出してくれます。中毒の治療や輸液のように、出すことを医療が助けてくれる場面もあります。けれど、医療だけに頼っていては、毎日の「出す材料」は手に入りません。 それを届けるのは、飼い主さんが用意する、毎日のごはんです。

すべきことは2つだけ。1、入ってくるものを減らす(空気・暮らし・食べ物・水・お薬)。2、出す働きを支える(肝臓で処理し、胆汁と腸からウンチへ、腎臓からおしっこへ)。出す材料(アミノ酸・ビタミン・ミネラル・水・植物の力)は、ごはんから

第1章 出す働きの材料

からだが“不要なもの”を処理するしくみは、「代謝と解毒のために」のページで詳しくお話ししています。ここでは、そのしくみを動かすための材料をお話しします。

たんぱく質(アミノ酸)

肝臓は、入ってきた物質に、水に溶けやすいものをくっつけて、外へ出せる形に変えます。そのときに働く道具(酵素)は、アミノ酸からできています。くっつけるものの一部にも、アミノ酸が使われます。

解毒と関わりの深いアミノ酸には、次のようなものがあります。

  • メチオニン
    「メチル基」をくっつけて処理する働きの材料(SAMe)になる。システインの元にもなる。
  • システイン
    からだを守る物質「グルタチオン」の材料。「硫酸」をくっつけて出す働きの、硫黄の元にもなる。
  • グルタミン酸
    グルタチオンの材料。
  • グリシン
    グルタチオンの材料。不要なものに直接くっつけて出す働きにも使われる。
  • タウリン
    胆汁酸を使える形にする。ネコさんでは、これに欠かせない。必要な量を体の中で作りきれないので、食べて摂る必要がある。
  • アルギニン・オルニチン
    たんぱく質を使ったあとに出るアンモニアを、尿素に変えて処理する。ネコさんは、アルギニンのないごはんを1回食べただけで、数時間のうちにアンモニアの中毒を起こすことが知られている。
  • グルタミン
    アンモニアを抱えて運ぶ。腸の細胞のエネルギー源にもなる。

ここに挙げたのは、解毒と関わるアミノ酸の、ごく一部です。からだのたんぱく質は、およそ20種類のアミノ酸でできていて、処理の酵素も、運び役も、すべてそこから作られます。

アミノ酸は、お肉・お魚・卵などの良質なたんぱく質から届きます。タウリンは、お肉やお魚、なかでも心臓や、お魚の血合いに多く含まれています。ただし、たんぱく質ばかりを多くすればよいのではありません。 当店は、たんぱく質だけを増やしたごはんは、かえって肝臓や腎臓の負担になると考えています。

ビタミン

ビタミンは、酵素の働きを助ける「補酵素」や、からだを酸化から守る役として、解毒に関わっています。

  • ビタミンB1
    処理の働きに使うエネルギーを作る。熱にとても弱い。
  • ビタミンB2
    肝臓の処理の酵素(チトクロムP450)に力を渡す、相棒の酵素の部品になる。
  • ナイアシン(ビタミンB3)
    処理の酵素に力を渡す物質(NADPH・NAD)の元になる。酸化した脂やアルコールから生まれるアルデヒドの処理にも使われる。
  • パントテン酸(ビタミンB5)
    「アセチル基」をくっつけて処理する働きの材料(補酵素A)になる。
  • ビタミンB6
    メチオニンからシステインを作り、グルタチオンへつなぐ。
  • 葉酸・ビタミンB12
    メチル基をくっつける働きを、回し続ける(メチオニンの再生)。
  • ビタミンC
    活性酸素を消し、使われたビタミンEを元に戻す。ワンちゃん・ネコさんは、肝臓で作ることもできる。
  • ビタミンE
    細胞の膜の脂が、酸化の連鎖で傷むのを止める。
  • ビタミンA
    腸や気道の粘膜を保ち、入口のバリアを守る。ネコさんは、野菜のカロテンからビタミンAを作れないので、動物性の食べ物から摂る必要がある。
  • ビタミンD
    カルシウムを腸から取り込む(第3章)。ワンちゃん・ネコさんは、日光を浴びても皮膚でほとんど作れないので、食べ物から摂る必要がある。

ここに挙げたのも、ビタミンの働きのごく一部です。ビタミンどうしは、互いに支え合って働いています。

ビタミンB群は水に溶けるビタミンで、その多くは、からだに長くためておくことができません。毎日、届け続ける必要があります。 ビタミンCも同様で、体内で作ることができるからといって、シッポたちのご相談を受けていると、十分な量ができているとは感じられません。水溶性の栄養素は、毎日のごはんで届け続けてあげてください。ビタミンEは脂に溶けるビタミンです。酸化した脂を食べ続けたワンちゃんでは、血液のビタミンEが減ったという研究があります(第2章)。

ミネラル

  • カルシウム・マグネシウム
    処理の働きを動かし、出す仕事で消耗する(第3章)。
  • 亜鉛
    有害な金属と結びつく「メタロチオネイン」を作らせる。活性酸素を消す酵素(SOD)の部品にもなる。
  • セレン
    過酸化物を処理する酵素(グルタチオンペルオキシダーゼ)の部品になる。水銀と結びつき、その害に影響することが、実験の研究で示されている。
  • 銅・マンガン
    活性酸素を消す酵素(SOD)の部品になる。
  • 鉄
    肝臓の処理の酵素(チトクロムP450)の中心にある。足りないと、カドミウムや鉛を取り込みやすくなる(第3章)。
  • モリブデン
    亜硫酸を硫酸に変える酵素(亜硫酸酸化酵素)の部品になる。
  • ナトリウム・カリウム
    からだの水の量と流れを整え、出す働きを下支えする(第3章)。

ここに挙げたのも、ミネラルの働きのごく一部です。ミネラルは、からだの中で作ることができません。すべて、食べ物と水から届けるしかありません。

野菜とハーブ ― 植物にしかない力

ここでいう野菜には、ハーブや薬草、漢方に使われる植物も含めます。どれも、同じ植物の仲間です。

植物は、動くことができません。紫外線からも、虫からも、カビからも逃げられないので、自分の体を守る成分を、体の中で作って蓄えています。色や香り、苦みや辛みのもとになっている成分で、まとめて「フィトケミカル」と呼ばれます(ポリフェノール、カロテノイド、硫黄を含む成分など)。

植物の力には、お肉やお魚にはない特徴があります。

  • 食物繊維
    ほとんどが植物に含まれる。腸の中で“不要なもの”を抱えてウンチへ運び、腸内細菌のえさになる(第4章)。
  • からだを守る成分(フィトケミカル)
    ほとんどが植物で作られる。活性酸素を消したり、からだの処理の働きを後押ししたりする。
  • カリウム・マグネシウム
    野菜や海藻に多く、出す働きを支える。
  • 種類ごとの得意分野
    植物は、種類ごとに違う成分を持っている。

その得意分野が、お薬のような働きをすることがあります。昔から、薬草や漢方、ハーブが使われてきたのは、そのためです。今のお薬にも、植物の成分から生まれたものがたくさんあります。柳の皮に含まれる成分の研究が、アスピリンの誕生につながったように。

身近な野菜も同じです。ブロッコリーの新芽(スプラウト)などのアブラナ科の野菜は、からだの処理の働きを後押しすることが得意です。人の研究では、ブロッコリースプラウトの飲み物を12週間飲んだ人で、空気の汚れに含まれるベンゼンという物質が、おしっこから出る量が6割増えました。

私たちの考え

すでに確かめられていることと、それに基づいたこれまでの経験を踏まえて、私たちだからこそお伝えできることがあります。

材料が足りなければ、出す働きは回りません。足りているかどうかは、足してみてはじめて分かることです。これまでなさってきたことで不十分と感じていらっしゃるなら、まだ足りていないものがあるのかもしれません。

からだは、ごはんでできています。 なりたいからだになるためには、それだけの材料が必要です。

ペットフードは、オンリーワンのためのごはんではありません。そのことを、時々、思い出してみてください。

出すための材料。アミノ酸は処理の酵素とグルタチオンを作る、ビタミンは処理を動かす補酵素と酸化から守る、ミネラルは酵素の部品と水の量と流れ、植物の力は食物繊維とからだを守る成分、水は不要なものを運び出す

第2章 既製品のフードだけでは、足りない理由

基準は「最低ライン」です

総合栄養食の基準(AAFCOなど)は、健康な子のために必要な栄養を、最低ライン(一部に上限もあります)で整えたガイドラインです。当店は、化学物質を処理するために余分に使われる分までは、見込まれていないと考えています。詳しくは「代謝と解毒のために」のページでお話ししています。

加熱で失われるもの

既製品のフードは、高い温度で加工されます。熱で失われたり、からだで使いにくくなったりする栄養は、他にもたくさんあります。

  • ビタミン
    B1は熱にとても弱い。B6・葉酸・パントテン酸・ビタミンCなども熱や水への溶け出しで、ビタミンA・Eは熱と酸化で減る。
  • 脂肪酸
    魚の油などの傷みやすい脂(オメガ3など)は、熱と酸素で酸化する。
  • アミノ酸
    リジンなどは、糖と反応して、からだで使えない形に変わる。
  • タウリン
    熱には強いが、缶詰では、ドライフードより多く入れておかないと足りなくなることが分かっている。加熱でできた成分が腸内細菌の働きを変え、タウリンがウンチへ失われやすくなるためと考えられている。
  • 酵素・生きた菌
    多くは熱で働きを失い、生きた菌も大きく減る。

メーカーは、失われる分を見込んで、ビタミンなどを足しています。それでも、市販の猫用の缶詰90製品を調べた研究では、12製品のビタミンB1が基準の最低値を下回っていました。アメリカでは、ビタミンB1の不足で、猫用フードの回収が何度も起きています。

焼き色の成分

パンやお肉を焼くと、表面がこんがり色づきます。糖とたんぱく質が熱で反応してできる焼き色で、「メイラード反応」と呼ばれます。このとき、さまざまな物質が生まれます。そのひとつが、ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)です。糖が熱で変化する途中(メイラード反応など)でできる物質で、人の食べ物では、コーヒーやはちみつ、ドライフルーツなどにも含まれています。

人では、AGEs(終末糖化産物)など、加熱で生まれるさまざまな物質と、老化や糖尿病、腎臓の病気との関わりが研究されています。

では、加熱加工したフードを毎日食べ続けるシッポたちは、どれくらいの量を口にしているのか。それを確かめるために、市販のフード67製品を測った研究があります。HMFの推定の摂取量は、体の大きさをそろえて比べると、人の大人と比べて、ワンちゃんで122倍、ネコさんで38倍でした。

ワンちゃん・ネコさんで、こうした物質と病気との関係は、まだ分かっていません。けれど、からだに入った余計なものは、処理して出す必要があります。人や実験動物では、HMFは肝臓で形を変えられ、その一部は、第1章のグリシンをくっつけた形で、おしっこへ出ていくことが分かっています。出ていくなら安心と受け取ることもできる内容ですが、ワンちゃん・ネコさんで、そのために必要な栄養の量までは研究されていません。そして、きっと簡単には出せない物質は、他にもあるはずです。

酸化した脂

ドライフードは、開けてからの日数や置き場所の温度で、脂が酸化していきます。酸化した脂を食べ続けたワンちゃんで、育ち方や免疫が落ち、血液のビタミンEが減ったという研究があります。

酸化した脂を処理するのも、からだの仕事です。その仕事は、次のように進みます。

  • 腸の粘膜
    酸化した脂(過酸化脂質)を、セレンを部品にした酵素とグルタチオンで、まず処理する。
  • 肝臓
    取り込まれた、酸化で生まれたアルデヒドなどの物質を、ナイアシンを使う酵素や、グルタチオンをくっつける働きで処理する。
  • 全身の細胞の膜
    入りこんだ酸化の連鎖を、ビタミンEが身代わりになって止める。使われたビタミンEは、ビタミンCが元に戻す。

つまり、酸化した脂を食べるたびに、グルタチオンやビタミンE・Cが使われ、セレンやナイアシンを使う酵素が働きます。 酸化した脂を食べ続けたワンちゃんで、血液のビタミンEが減ったのも、それと関係していると考えられます。

  • 開けたら、早めに使い切る
    ドライフードは、開封後1か月で使い切ることのできる大きさを選ぶ。
  • 湿度と光と熱を避ける
    袋の口を閉じ、涼しい場所に(ドライフードは冷蔵庫に入れない。ウェットフードは、開けたら冷蔵庫へ)。
  • 置きっぱなしにしない
    食器に入れたごはんも、時間とともに酸化し、空気中のほこりも降り積もる。

水分が足りない

ドライフードの水分は約10%、ウェットフードは70〜80%です。

ネコさんの祖先は乾いた土地で暮らし、水分の多くを獲物から摂っていました。そのため、ドライフードで足りない分を、水を飲むだけでは補いにくい傾向があります。ドライフードのネコさんは、飲む水は増えても、からだに入る水の合計は少なくなります。ある研究では、ウェットフードのネコさんと比べて、おしっこの量は約6割で、濃いおしっこになっていました(化学物質の出る量まで測った研究ではありません)。

水が足りないと、出口が2つとも細くなります。

  • おしっこ
    腎臓は、血液をこして、水に溶けた“不要なもの”をおしっこに出す。おしっこが少なく濃いと、出ていく量が細り、膀胱にとどまる時間も長くなる。
  • ウンチ
    水が足りないと、ウンチは硬く、出にくくなる。腸にとどまる時間が長いほど、胆汁といっしょに出たものが、また吸収されやすくなると考えられる(第4章)。
  • 血液とリンパ
    からだの水が減ると、運ぶ流れも滞る(第5章)。

ドライフードだけのごはんは、出す働きにとって、いつも水が足りないところから始まります。 ふやかしたごはんで、食べ物から水を届けてあげてください。どう届けるかは、第3章でお話しします。

原材料の表示を読む

フードやおやつを選ぶときは、袋の裏の原材料の表示を読んでください。

  • いちばん最初に書かれているもの
    多く使われている順に書かれている。お肉やお魚が先頭にあるか。
  • 酸化防止剤の名前
    BHA・BHT・エトキシキンなど(「身近な化学物質」のページ)。
  • 着色料
    栄養のためではなく、見た目のために使われている。
  • おやつ
    すべてが補助食で、栄養バランスは考慮されていない。添加物が多い場合もある。このことが「出す力」を衰えさせる。「おやつは別腹」ではない。おなかに入るものは、すべてが明日のからだになる。

だから、当店がお勧めしていること

私たちが基本にしているのは、原材料の分かる質の高いナチュラルフードと、安全な食材だけで作られた、栄養バランスを整えた手作りごはんです。

手作りごはんであればよい、というわけではありません。ほとんどの一般的な手作りごはんは、失敗ごはんと申し上げてよいでしょう。このことは、これまでお受けしてきたご相談でも裏付けられています。

シッポたちが1日に食べられる量は、限られています。その量の食材だけで、すべての栄養を必要なだけ届けることは、とても難しいのです。栄養を計算していない手作りごはんでは、カルシウム、ヨウ素、ビタミンA、銅のほか、亜鉛、マンガン、ビタミンD・E、コリン、必須脂肪酸など、足りなくなりやすいものがたくさんあります(ビタミンAなどは、多くなりすぎることもあります)。ネコさんでは、タウリンやアラキドン酸も気をつけたいところです。加熱していない生の食材でも、同じです。熱で壊れていないことと、量が足りていることは、別の話だからです。

アメリカの大学で、本やインターネットで紹介されているワンちゃんの手作りごはんのレシピ200件を調べた研究では、95%のレシピで、少なくとも1つの欠かせない栄養が、AAFCOやNRCの基準に届いていませんでした。 手作りごはんに反対する獣医さんが多いのは、このためです。食材だけの手作りごはんは、AAFCOなどの基準にさえ届かないことが多いのです。

最低ラインに届かないごはんでは、取り込んだ化学物質を処理する材料も、足りるはずがありません。当店は、既製品のフードでも、手作りごはんでも、ビタミンとミネラルの補充は欠かせないと考えています。それが、当店が基本のサプリメントをお勧めしている理由です。

手作りごはんに移行して、健康を取り戻したシッポちゃんはたくさんいらっしゃいます。けれども、このことは、残念ながら、すべての栄養素がカバーできている証拠にはなりません。申し上げられることは、手作りごはんに切り替えたことで、それまでからだに入っていた「何かが減ったこと」、それまで足りていなかった「何かが増えたこと」の結果だということです。

一般的な手作りごはんをなさっている方は、今よりも上のステージがあるかもしれないことを、ぜひご記憶に止めてください。

第3章 ミネラルと水 ― 出す働きの要

天然の化合物の解毒は、天然の化合物で

からだに入った“不要なもの”を処理しているのは、からだがもともと持っている酵素です。その酵素は、アミノ酸から作られ、その多くが、ビタミンからできる補酵素や、ミネラルを部品にして働きます(第1章)。解毒のしくみそのものが、栄養でできているのです。これは、栄養学で分かっていることです。

だからこそ、AAFCOなどの基準は、栄養のひとつひとつに、欠かせない量を定めています。人の世界でも、食事で足りない栄養をサプリメントで補うことが、広く行われています。

人が作り出した物質を、別の人が作り出した物質で消すのではありません。からだがもともと使っている材料を、きちんと届けること。それが、安全な解毒の基本です。

カルシウムとマグネシウムは、出す仕事で消耗します

カルシウムとマグネシウムは、骨や歯の材料というだけではありません。からだの中で、たくさんの仕事を受け持っています。

  • カルシウム
    筋肉を縮ませ、心臓を拍たせる。神経の信号を伝える。血を固める。ホルモンを出す合図を送る。腸の中では、リンやシュウ酸と結びついて、ウンチへ運ぶ。
  • マグネシウム
    300を超える酵素の働きを助ける。からだのエネルギー(ATP)は、マグネシウムと組んで、はじめて使える。筋肉や神経の興奮を調節し、心臓のリズムを整える。カルシウムの量を整えるホルモン(副甲状腺ホルモン)の働きにも欠かせない。

解毒も、このたくさんの仕事のひとつです。処理の働きはエネルギーを使い、グルタチオンを作るにもエネルギーが要ります。そのエネルギーを使えるようにしているのが、マグネシウムです。

仕事が多いぶん、使われる量も多くなります。カルシウムは、血液の中の濃さがとても狭い範囲に保たれていて、足りなくなると、骨から取り出して補われます。マグネシウムは、利尿薬など一部のお薬で、おしっこへ出ていきやすくなります。仕事がたくさんあるから、カルシウムとマグネシウムは消耗しやすいのです。

有害な金属の取り込みとも、関わっています。

  • 鉄
    人では、鉄が足りないと、カドミウムの吸収が約4倍になった。ラットでは、鉛も多く取り込まれた。
  • カルシウム
    人では、カルシウムとリンを一緒にとると、鉛の吸収が大きく減った(63%から11%へ)。

ワンちゃん・ネコさんで確かめた研究はありません。けれど、鉄やカルシウムの足り方が、鉛やカドミウムの取り込みに影響することは、人や動物の研究で示されています。

当店は、「ミネラルは控えて」という言葉だけが広まり、マグネシウムやカルシウムが足りないまま暮らしている子が本当に多いことに、心を痛めています。血液検査で不足が見えないことが、飼い主さんの目を曇らせています。

血液のカルシウムは、骨から取り出してでも、一定の濃さに保たれます。マグネシウムも、血液(血清)にあるのは、からだ全体の1%にも満たない量です。ですから、食事からの不足があっても、ふだんの血液検査の数字は、正常のまま保たれてしまいます。 検査の数字に表れるほど下がったときは、骨やからだの蓄えで、もう補いきれなくなったときです。カルシウムでは、けいれんなど、命に関わることもあります。

「検査で正常だから大丈夫」ではありません。数字に出るのを待つのではなく、分かっている不足を、毎日のごはんで遠ざけてあげてください。

4つのミネラルと、水のチームワーク

からだの水(体液)は、ただの水ではありません。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが、決まった濃さで溶けています。

動物病院の輸液を思い出してください。点滴や皮下輸液に使う液(リンゲル液など)には、ナトリウム、カリウム、カルシウムなどが、体液に近い濃さで入っています。真水を血管に入れると、赤血球が水を吸って壊れてしまうからです。からだの水は、水とミネラルが一緒になって、はじめて体液として働いています。

  • カルシウム・マグネシウム
    処理の働きを動かす。腸の中では、カルシウムがリンやシュウ酸、一部の金属と結びつき、取り込みを減らす。
  • ナトリウム・カリウム
    からだの水の量と、流れを整える。ナトリウムは細胞の外、カリウムは細胞の中の水を受け持つ。
  • 水
    溶けた“不要なもの”を、おしっこに乗せて運び出す。

ナトリウムを、制限しすぎないで

ナトリウムは、腎臓や心臓を傷めると言われ、必要なときにも減らされがちです。けれど、ナトリウムは、なくてはならないミネラルです。AAFCOなどの基準にも、最低量が決められています。ナトリウムを制限しすぎると、解毒がうまく回らない体になってしまいます。

  • からだの水の量を決める
    ひどく足りなくなれば、血液の量が減り、腎臓へ流れる血液も減る。腎臓は、血液をこして“不要なもの”をおしっこに出す臓器なので、出す力が落ちる。
  • 栄養を運び込む
    腸や腎臓で、ブドウ糖やアミノ酸を取り込む入口の多くは、ナトリウムと一緒に働く。
  • 胆汁を回す
    肝臓が胆汁酸を取り込む入口も、ナトリウムと一緒に働く。

ナトリウムを減らしすぎないことは、「心臓のために」のページでもお話ししています。

水 ― たっぷりのおしっこで出す

おしっこは、量と質(濃さなど)の両方で、からだの様子を教えてくれます。出す働きにとっては、水がからだの中を通り抜け、十分な量のおしっこになって出ていくことが大切です。

  • 飲む水
    水道水ではなく、ミネラルを含んだ水を(水道水のことは「身近な化学物質」のページ)。
  • ごはんの水分
    ふやかしたごはん、ウェットフード、手作りごはんで、食べ物からも水を。
  • 皮下輸液
    皮下輸液は、その成分から受ける恩恵とともに、「水分」として物理的に押し流してくれる手段だと考えています。下痢や嘔吐が続く、あるいは中毒のように継続して必要な子は、ご自宅でできるよう、かかりつけの先生とご相談ください。

ミネラルと水がそろって、はじめて出す働きは回ります。どちらか片方だけでは、足りません。

たくさん水を飲みたがるとき

たくさん水を飲んで、たくさんおしっこを出すことは、からだが“不要なもの”を出そうとしている正しい反応です。皮下輸液で手伝うことはあっても、その子が望むことは、絶対に止めてはいけません。

飲まないときは化学物質を出す力が衰えているとき、飲みたがるときは化学物質を出す力が盛り返しているときです。こんなときには、ビタミン・ミネラルがたくさん必要になりますから、ぜひ覚えておいてください。

第4章 腸から出す

腸は、肝臓の手前にある関所です

腸を、肝臓に入る前の、いちばん大きな関所とお伝えしてきました。

胃を介して入ってきたものを、分解・消化・吸収という技で「必要なもの と 不要なもの」に選り分ける場所です。

必要なものは腸内細菌に作り替えられて肝臓に送られますが、不要なものは食物繊維に絡め取られ、ウンチとして捨てられます。

この流れが常にスムーズに進めば、害をもたらす化学物質は、からだの中には入りません。大事な役割を担う臓器だからこそ、「腸は健康の要」と呼ばれています。

逆戻りを減らす ― 食物繊維

「からだが受けるダメージ」のページでお話ししたように、胆汁といっしょに腸へ出たものの一部は、腸でまた吸収されて、肝臓へ戻ってきます。肝臓へ戻ってくることを、腸肝循環といいます。

この循環機能があるために、腸の中の有害物質が、胆汁と共に肝臓に戻ることがあります。食物繊維には、腸の中で、こうしたものを抱えて、ウンチと一緒に出すという仕事があります。

便通が整うことは、腸から不要なものを出す働きそのもので、こうしたことも、「腸は健康の要」と呼ばれることに通じています。

腸内細菌を守る

防腐剤や抗菌薬は、悪い菌だけでなく、良い菌の仕事まで抑えてしまいます。 抗菌薬で腸内細菌が乱れ、元に戻るまでに長くかかった研究は、「からだが受けるダメージ」のページでお話ししました。こうしたことは、お伝えするまでもなく、多くの子たちがすでに経験済みです。

こんなふうに、一度乱れた腸環境であっても、立て直すことは難しくありません。発酵させた食材や、腸内細菌のえさになる食物繊維で、腸の環境を整えてあげてください。

消化の助けでバリア機能を守る

腸は「必要なもの と 不要なもの」に選り分ける場所ですが、その境界線(バリア機能)が弱ってしまうと、ウンチに捨てるべき悪いものが漏れ出してしまいます。こうして起きる不具合の総称を、人医療ではリーキーガット症候群と呼んでいます。繰り返す消化不良や有害物質によるダメージによって、腸の中で炎症が起こることで引き起こされると考えられています。

消化に必要な水分や、消化の助けになる酵素を添えて、消化しやすいごはんにすることが、腸や細菌叢に掛かる負担を軽減します。こんなふうに腸を守ることも、腸から“不要なもの”を出す助けになります。

私たちがドライフードをふやかして食べるようにおすすめしている理由は、体内酵素の無駄遣いを防ぐだけでなく、腸を傷つけないこと・細菌叢に負担を掛けないことにも繋がるからです。こうして守られた腸は、不要なものを出す仕事に専念できると考えています。

ウンチで確認する

毎日のウンチから、腸の状態(悪いものを出せているか、出せるごはんなのか)を想像します。

  • 毎日、出ているか
    出ない日が続くのは、出す道が止まっているということです。
  • 量と硬さ
    硬すぎても、ゆるすぎても、腸が困っているしるしです。
  • ネコさんの毛玉
    食物繊維が少ないごはんは不調の原因になりやすく、おなかに入った被毛が出せていないと考えましょう。

ウンチの見方は、「胃腸のために」のページでも詳しくお話ししています。

活性炭は、使いません

「毒を吸着して出す」と言われるものに、活性炭があります。活性炭は、中毒のときの救急の処置としては使われます。けれども、必要な栄養まで取り込んでしまうことや、便秘や下痢の原因にもなりやすいため、日常的な使い方はおすすめしていません。

第5章 血と血管、リンパをきれいに保つ

血液は、運ぶ道具

血液は、酸素と栄養を全身に届け、帰りに“不要なもの”を集めて、肝臓や腎臓へ運びます。

血液の流れやすさは、赤血球のしなやかさにも左右されます。赤血球は、自分より細い毛細血管を、体を折りたたむようにして通り抜けます。そのしなやかさには、細胞の膜を作る脂肪酸など、栄養の状態も関わっています。 血管の内側も、活性酸素が多いと傷み、ゆるみにくくなります(「心臓のために」のページ)。

リンパは、ゆっくり流れる掃除係

血管からしみ出して、細胞のまわりを満たした水(組織液・間質液)は、細胞に栄養を届けたあと、“不要なもの”を集めて戻ってきます。血管に戻りきれない分を回収しているのが、リンパです。

リンパには、心臓のようなポンプがありません。筋肉が動くことで、少しずつ押し流されていきます。 ですから、とてもゆっくりです。

当店は、リンパが滞る理由として、次の4つを挙げてきました。

  • 筋肉の衰え
    年を重ねた、寝たきり、運動が少ない。
  • 緊張が続く
    からだがこわばり、流れが悪くなる。
  • 水分が足りない・ごはんが偏る
    からだの中の水が、さらさらと流れなくなる。
  • ホルモンの乱れ

からだに悪いものを入れないだけでなく、悪いものを出すためには、からだの中の水がさらさらと流れていることが大切です。

  • ワンちゃん
    空気のよい時間のお散歩。年を重ねた子は、短くても回数を。
  • ネコさん
    遊びで、少しでも体を動かす時間を。
  • フェレちゃん
    ケージの外で動き回る時間を。
  • みんなに
    温灸やマグネシウム入浴剤でからだを整え、水とビタミン・ミネラルをしっかり届けてください。

からだは1つ

血液とリンパの流れが整えば、“不要なもの”は運び出しやすくなり、循環器や解毒に関わる臓器の負担が減ります。

血液は運ぶ道具、リンパは掃除係。心臓から出た血液は細胞のまわりの水に届き、大部分は血管へ戻り、戻りきれない分はリンパがゆっくり血液へ戻す。リンパが滞る4つの理由は、筋肉の衰え・緊張・水分不足や偏り・ホルモンの乱れ

第6章 葉っぱと野菜の力

動物たちが教えてくれたこと

ワンちゃんもネコさんも、草を食べることがあります。昔から、人が使ってきた薬草やハーブの中には、動物たちが好んで口にする葉っぱがヒントになったものがあると言われています。

私たちは、美味しく食べられるのが野菜、美味しくはないけれど力の強いのが薬草と考えています。どちらも同じ植物の仲間です。ですから、野菜にも薬草にも、ビタミン・ミネラル・食物繊維、そして、からだを守る成分がたくさん含まれています。ただ、それぞれの植物に得意・不得意があるだけです。

野菜を味方に付けて

野菜が受け持つ栄養は、主に解毒にまつわる部分で、味で言うとビタミン・ミネラルの味やフラボノイドの味です。その旨みは、シッポたちも感じることができます。

私たち人も、野菜を食べたくなるときがあり、これを選んで食べることができます。こんなときは、からだが解毒をしたがっているときと申し上げてよいでしょう。

同じように、シッポたちにもそんなときがあるはずです。けれども、シッポたちは自分でごはんを選ぶことができません。場合によっては、カルシウムもマグネシウムもナトリウムも控えられたごはんだけが、毎日出されていることさえあります。解毒を司る栄養素の不足は、からだの中から悪いものを出す力を下げる元になってしまいます。

選べない子のために、選んであげるのは、飼い主さんです。

野菜の食べ方

ネコさんは肉食さんで、ワンちゃん・フェレちゃんは肉食寄りの雑食さんです。そのせいで「野菜や穀物は消化ができない」と言われることが多いのですが、それは誤りです。

実際、私たち人も、野菜の繊維を自分の力で消化することはできません。野菜の繊維を分解しているのは、腸内細菌たちです。

細胞を覆っているものを細胞膜と言いますが、植物のそれは硬いため「細胞壁」と呼ばれています。野菜や穀物の細胞の一つ一つも、硬い細胞壁に守られています。これを壊すことで、はじめて分解・消化ができるようになります。私たち人は奥歯ですりつぶして食べますが、シッポたちは丸呑みしかできません。食べ方が違うのですから、シッポたちのごはんでは、できるだけ細胞壁を壊した状態にしておく必要があります。

腸内細菌たちは、この細胞壁を壊し、人やシッポたちのからだにとって必要な栄養を取り出しつつ、炭水化物や食物繊維をエサや住処にしながら、腸の中で暮らしています。元気に育つ細菌叢たちから受け取る恩恵が、全身の免疫力に繋がることはよく知られていて、「腸が免疫力の要」と呼ばれる理由です。

「野菜や穀物は消化ができない」と言われるのは、腸内細菌たちが分解できるように調理していないことの裏返しです。おなかに届いた悪いものをウンチにスッキリ捨てるためには、炭水化物や食物繊維を食べて、腸内細菌を育てることが必要です。そのためには、彼らが喜ぶエサを、シッポたちにおいしく食べてもらうことが、なにより重要です。

野菜・穀物を扱うポイントです。

  • 洗う
    農薬対策として、野菜・お米・果物は『安心やさい』で洗う。
  • 火を通す
    細胞壁を壊す。茹でるときは、たっぷりのお水で、蓋を開けて。
  • 細かく刻む・すりおろす
    細胞壁を壊し、消化しやすい形にする。
  • 適量が大事
    お肉の必要量が減らない程度に。

ただし、タマネギ・長ネギ・ニラ・ニンニクなどのネギの仲間や、ブドウやレーズンは避けてください。

第7章 季節ごとの備え

化学物質の入り方は、季節によって変わります。当店は、空気の悪い日や季節には、水とミネラルとビタミンを、いつもより気にかけていただくようお伝えしています。

春 ― 黄砂とPM2.5

3月から5月は、黄砂がピークになります。この時期は、花粉の季節と重なります。砂や花粉そのものよりも、それらがまとっている、さらに粒子の細かい有害化学物質に意識を向けてください。(毎年の春節(旧正月)の花火や爆竹の煙が日本に到達する数日間も、注意が必要です)

  • 暮らし
    窓は細く短く、洗濯物は部屋干し、お散歩のあとは体を拭く。
  • ごはん
    水とミネラルを切らさない。腸を整えて、ウンチで出せるように。

夏 ― 光化学スモッグと暑さ

気温が高く、風の弱い晴れた日の午後は、光化学スモッグが多くなります。室内でも気温が高くなると、家の中の家具や建材からも、化学物質がよく出てきます。夏は、熱と紫外線によって、化学物質がいっそう悪さをしかけてくるのが特徴です。

  • 暮らし
    夏のお散歩は、太陽が昇っている時間を避ける。お部屋の温度は適度に下げる。エアコンや空気清浄機のオゾン殺菌機能は停止する。
  • ごはん
    水分を多めに。ビタミン・ミネラルは多めを。症状が目立つときは、ご連絡ください。

秋 ― 衣替え

防虫剤を使った衣類や、クリーニングから戻った衣類、昨シーズンの柔軟剤の香りが、いっせいに出てきます。洗濯して洗い流す・外で風を通すなどして、お部屋に有害物質を持ち込まない配慮が必要です。

  • 暮らし
    防虫剤を片付け、衣類は風を通してから。作業のあいだ、シッポたちは別の部屋へ。
  • ごはん
    寝起きにふらつく、元気がないときは、水とミネラルを。症状が目立つときは、ご連絡ください。

冬 ― 締め切った部屋

窓を閉める時間が長くなり、家の中の化学物質がこもります。空気を汚す暖房は避けて、お部屋の湿度は50〜60%に保って、粘膜の保護を。食器にはぬるま湯を用意して、水分摂取量を増やしてください。

  • 暮らし
    室内の空気を汚す暖房は見直す。換気は空気のきれいな深夜に、手早く。エアコンや空気清浄機のオゾン殺菌機能は停止する。
  • ごはん
    食べ物からの水分摂取量を増やす。食べにくいときは、脂質の量を減らす。

第8章 よくある不調と、見直すところ

当店のご相談で、よくいただく不調と、見直していただくところをまとめました。どれも、化学物質だけで起きる不調ではありません。 ほかに原因が見つからないとき、繰り返すとき、季節や暮らしの変化と重なるときの、目安としてご覧ください。

よくある不調暮らしの中で疑うところごはんで見直すところ
軟便(下痢)添加物の多い食べ物、脂質の量、お薬、空気の悪い日消化しやすさ、食物繊維、腸内細菌、水とミネラル
嘔吐添加物の多い食べ物、香りの製品、ハウスダスト、防虫剤・殺虫剤、空気の悪い日、お薬消化しやすさ、1回の量と回数、水とミネラル
目やに・涙やけ添加物の多い食べ物、脂質の量、ハウスダスト、光化学スモッグ、シャンプーごはんの質を上げる、ビタミン・ミネラル、水分摂取
膀胱炎・結晶(結石)洗剤・柔軟剤、黄砂や夏の空気、天気の悪い日、添加物の多い食べ物ごはんの質を上げる、ビタミン・ミネラル、水分摂取
食欲の低下・よく眠る空気・天気の悪い日、衣替え(防虫剤)、新しい家具、お薬ごはんの回数と量の見直し、ビタミン・ミネラル、水分摂取
肝臓の数値が上がる空気・天気の悪い日、お薬ごはんの質を上げる、脂質を減らす、消化酵素・ビタミン・ミネラル、水分摂取
毛づやが落ちるシャンプー、お薬ごはんの質を上げる、消化酵素・ビタミン・ミネラル
痒み・脱毛洗剤・柔軟剤、シャンプー、床のワックス、ノミ・ダニの薬、空気・天気の悪い日、お薬ごはんの質を上げる、消化酵素・ビタミン・ミネラル、水分摂取

食欲が落ちたときは、水、ビタミン・ミネラル、ごはんの順に考えます(「重い食欲不振のために」のページ)。

どの栄養を、どれだけ届けるかは、その子の体格と状態で変わります。組み合わせと量は、どうぞご相談ください。

第9章 医療だけでは、手に入らないもの

医療にできることは、たくさんあります。病気を見つけること、急ぐときに命を助けること、本当に必要なお薬を出すこと。私たちは、それを否定しません。

けれども、毎日少しずつからだに入ってくる悪いものを「出すための材料」は、ごはんから届ける方法しかありません。

なぜなら、必要であっても、お薬には副作用が伴い、それを解毒することにも、からだは力を注ぐことになるからです。

どんなお薬を受け入れるのか、どのごはんを選ぶのか、出すために何を選ぶのか。すべては、飼い主さんの選択です。

むすび ― すべきことは、2つだけです

3つのページで、化学物質がどこから入ってくるのか、からだの中で何をするのか、そして、どうやって出す働きを支えるのかをお話ししてきました。

覚えておいていただきたいのは、2つだけです。

1 入ってくるものを減らす

  • 空気と暮らし
    香りの製品・防虫剤・煙を減らし、外の汚れを持ち込まない。
  • ごはん
    添加物の多いフードやおやつを減らし、原材料の表示を読む。
  • 医薬品とワクチン
    本当に必要かを考え、不要なものは受けない。

2 出す働きを支える

  • 材料
    良質なごはんと、ビタミン・ミネラルを、毎日届ける。
  • 水
    水とミネラルで、おしっこをたっぷり出せるようにする。
  • 腸
    炭水化物と食物繊維で、ウンチとして出す。

減らすことと、出すこと。

インターネット上にはたくさんの情報が溢れていますが、貴方の心配をよそに、シッポたちは気にも掛けていません。けれども、シッポたちのからだは敏感です。毎日のちょっとしたことで、SOSを伝えているかもしれません。

私たちは、毎日のお世話を通して、シッポたちが快適に過ごせるように、生活を整える責任があります。できることから、できる範囲で。知っていれば、できることがたくさん見えてきます。

シッポたち一人一人に合った組み合わせを、一緒に考えましょう。お迷いの際は、ご遠慮なくお声がけください。

化学物質のためのサプリ・フード・暮らしの道具

これらは治療薬ではなく、獣医さんの治療に代わるものではありません。持病があったり、治療中のお薬がある場合は、原材料と使い方をご確認のうえ、かかりつけの先生にもご相談ください。

サプリメントに関するアンケート




*NinnaNanna(ニンナナンナ)では、シッポを持つ家族の総称としてシッポちゃんと呼びます。
また 犬 をワンちゃん、猫 をネコさんと敬意を以て表現しています。



商品一覧

該当商品はありません

ナンナさんのコラム

フード以外の商品は、
ネコちゃん・ワンちゃん・フェレットちゃん共通です。
お迷いの際はご遠慮なくご相談ください。

除去食をお探しの方へ 取り扱いキャットフードの主原料一覧を公開しています。
海外発送も承ります!
大気汚染チェック シッポたちへの影響はワンランク上げてお考えください。

カレンダー
  • ■今日
  • ■定休日

定休日
■火曜日・日曜日
※発送業務とメール返信はお休みします。
※電話ご相談のみお受けします。

【営業時間】
営業日 10時~20時

【当日発送締切時間】
営業日の午前中まで