フェレットフードの選び方

フェレットフードを選ぶ際に注目したいポイントとして以下のようなものが挙げられます。

原材料と吸収率

成分表のタンパク質量や脂質の量はフェレットちゃんが食べる前の数値です。いわばお皿の中の数字であり、実際に体に吸収される量ではないため、この数字にこだわることは机上の空論です。成分表の数字は参考程度にして、吸収率を上げる構成であるかを確認しましょう。

以下は吸収率の高いゴハンの構成です。

タンパク質や脂質

動物性タンパク質（肉や魚）の正肉であるほど良いフードです。ミートミール（肉粉・魚粉）は食品残渣でなく、正肉から専用に加工されていなければなりません（食品残渣かどうか不明な場合はお問い合わせください）。豆類や植物性ミール（コーンミールなど）による植物性タンパク質や植物油による脂質は、可能な限りゼロが理想です。

炭水化物

成分表より、100（％）－（粗タンパク質＋粗脂質＋粗繊維＋粗灰分＋水分）＝粗炭水化物（％）です。
挽き割や全粒の穀物、芋類が必要です。腸を傷める原因となる小麦粉やコーングルテンは絶対に避け、ジャガイモは炭水化物に含みません。

食物繊維

食物繊維ではホールフーズで得られる穀類の外皮（全粒穀物）や海藻類、果物やハーブを含むものを選びます。食品残渣によるビートパルプ、セルロースは腸を痛める原因となるので避けてください（食品残渣かどうか不明な場合はお問い合わせください）。

成分表

一般的には粗タンパク質が36％や38％以上で脂質は18％以上といわれますが、バランスを無視して語ることはできませんので当然、必ずしもではありません。むしろ40％を超えるようなフードであれば、腸壁や肝臓を傷める原因となります。このことはフェレットちゃんだけでなく、ネコちゃんやワンちゃんでも周知の事実で、近年では無用な高たんぱくは避けられる傾向にあります。

動物性タンパク質のみで構成されている粗タンパク質であれば30％以上の数値があり、かつ炭水化物や食物繊維の食材に問題がなければ、フェレットちゃんのゴハンとして召し上がっていただけます。

ウンチ

ここまでは購入する前にチェックしておきたいポイントでしたが、購入してからもチェックするポイントがあります。それはフェレットちゃん自身がそのゴハンを食べて出したウンチです。成分や原材料に気を配っても、フェレットちゃんが健全な消化吸収をしてよいウンチを出してくれなければ意味がありません。

ただし、どういったゴハンが自分のフェレットちゃんのお腹に見合うのかは、生まれ持った体・年齢・既往症・今まで食べてきたフードの経緯によって異なります。また今までの経験から考える場合でも、ベビーや1歳の頃に上手くいったことがシニアの4歳以上になってからも合うとは限りません。今食べているフードの良いところや合わないところを把握して、今後のフード選びに活かしていきましょう。自分のフェレットちゃんにどのようなフードがよいか判断に迷うときは、shopニンナナンナの無料相談へお声がけください。

これがフェレットフードの選び方となります。

4歳はシニア期！成長段階に合わせたゴハンの選択を！

フェレットちゃんにも個体差があります。成長度合いも年齢だけで測れるものではないので、状況を見て適切なタイミングでゴハンを選ぶことになります。

ただし、大まかな目安として年齢を参考にすることはできます。

1歳まで

食べたいときに食べたいだけが基本です。日に日に大きくなり、1歳手前の頃には肥満に感じるほどの体格になる子もいます。しかし体のサイズが未成熟であるように、消化器官も完成されていません。

この時期は徹底的に優しい消化吸収を心がけます。炭水化物や食物繊維の内容を重視し、タンパク質は高くなり過ぎないよう注意しましょう。1歳を超える頃に体の成長が終わり、食べる量が急に減ったり痩せる子もいますが病気ではありません。1日2～3回食に切り替えて規則正しく食べるとともに、タンパク質量の高いフードも食べられるようになります。

1～3歳

大人のフェレットちゃんとして一番元気で楽しい時期です。食べ過ぎによる肥満に注意したり、高タンパク過ぎるフードや炭水化物の質が悪いフードで腸の調子を崩さないよう注意しましょう。

この時期のフードの選び方で、将来の三大疾患（副腎腫瘍・リンパ腫・インスリノーマ）や肝臓・腎臓病への罹患率がうかがわれます。

4歳以上

シニア期と呼べる時期で、フェレットちゃんごとの個体差が大きく見られます。4歳でも寿命を迎える子もいれば、8歳あたりまで元気に過ごすフェレットちゃんもいます。元気でなければもちろんですが、この時期に若々しく見えるフェレットちゃんでも年齢なりの機能低下（老化）は進んでいます。食べる量にこだわらず吸収率の良い食べ方で、筋力や体重を維持していきましょう。

このように成長段階に合わせて消化や吸収を基準にして考えると、何をあげればいいのかわかりやすいのでおすすめです。自分のフェレットちゃんにどのようなフードが良いか判断に迷うときは、shopニンナナンナの無料相談へお声がけください。

フェレットちゃんのフードは安全性を考慮して選ぼう！

フェレットフードの選び方やゴハンの切り替えについてご紹介しました。あくまでも一例であり、必ずしもすべてのフェレットちゃんがこの通りでなければならないとは限りません。しかしゴハンの安全性が高ければ高いほど良いことは、すべてのフェレットちゃんに共通しています。

shopニンナナンナでは、フェレットフードは高品質なお品を1種類のみ取り扱いしております。よって国内で多く見られる粗悪なフェレットフードは一切販売しておりません。また安全で質の高いハイブランドのキャットフードやドッグフードより、フェレットちゃんに見合うお品を厳選して販売しております。フェレットちゃんのセンシティブなお腹にも受け入れやすい優しいフードです。

体の変化が目まぐるしいフェレットちゃんのために、shopニンナナンナ独自の視点でセレクトした商品をご活用ください。