ゴハン選びの参考に
当店NinnaNanna(ニンナナンナ)について
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動物愛護(ANIMAL WELFARE)の観点から
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ペットと関わる仕事に携わる方のほとんどが、動物をこよなく愛し、動物達を最優先に考えてくれる人々。
利用する消費者としては、そうあって欲しいと願わずには居られません。
かつては、、、私たちも我が子を愛する一消費者に過ぎませんでした。
迷えばショップさんに相談し、困れば獣医さんに駆け込む普通の飼い主です。
ただ、一消費者・普通の飼い主と申し上げるには無理のある飼育頭数でした。
なぜなら、個人レベルで保護活動を行っていたからです。
困っている子を保護し、健康を害している子は治し、
里子に迎えてくださるご縁がある子は送り出し、ご縁のない子は我が子になります。
保護頭数が個人活動の枠を超えると、、、保護団体さんの傘下に入ったり、
近隣の同様の活動をしていらっしゃる方とチームを組んだりすることで、
活動の範囲やその質の転換を行い、新たな領域に踏み出されます。
保護すべき子たちが後を絶たず、苦労しながらも「一匹でも多く!」と
強く願ってくださる方々がこれに当たります。
一方の私たちは「保護すべき子たちが後を絶たず」の部分が異なりました。
個人活動の枠を超える頃には、急ぎ保護すべき子たちの数が読めるようになり、
数ではなく「保護した子たちの質」に視点を移せるようになりました。
これまで私たちが個人活動で関わってきた子たちの数は、
猫・犬・フェレット他を含めると3桁に及びます。
私たちはこの子たちの「命の質」と向き合う中で、獣医療の限界とペットフードの限界を
イヤと言うほど突きつけられ、一般的な常識を疑わざるを得ない状況に迫られました。
そこで一つ一つの大切な命を守り抜くためにすべきことを、
寝食を忘れて学び、そのために非常識なほどの私財を投じて追求し続けてきました。
こうした中で一縷の光を見い出した瞬間が、Cat's専科NinnaNanna の始まりでした。
保護した多くの子たちと共に手にした「私たちなりの命の守り方」を、
望んでくださる方にお伝えすることが、
私たちにしか出来ない動物愛護(ANIMAL WELFARE)の手段であると考えています。
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経験に基づいたケア方法
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保護活動をしていると、年齢も 生い立ちも 既往症も 全てが異なることを目の当たりにします。
一人一人の個性そのものが 「生きてきた道のり」であり「命の証」と申し上げて良いでしょう。
教えてくれることのない過去を想像しながら、オンリーワンのためのケアをしなければなりません。
はじめから苦労することのなかった子、
後に予期せぬトラブルが出てきた子、
苦労の連続だった子もいます。
机上の学びも重要ですが、
我が子たちがその時々で教えてくれることの方が遙かに的確で有り、有効であることを、
私たちは実体験から学びました。
こうした経験を次のシッポちゃんの成功に繋げるためには、3つのポイントがあります。
その1つが「スピード」です。
まだ大丈夫だろう・・・、まだ間に合うだろう・・・は、私たちの心に一時的な平穏をもたらすことはあっても
寿命の短いシッポたちにとって何のメリットもないことを、
私たちは数多くの経験から学びました。
次に「力価」です。
それが何であれ、改善させるだけの「力」がなければ意味はありません。
力価とは生物学 における 濃度 ( 活性 )の測定法の1つで、正式には医学用語です。
一定の効果を発揮するのに必要な薬の量に基づいた薬の強さ のことを言います。
食事においても同様で「食べる価値がある」「治力があるもの」および「その量」 が必要です。
当店ではこうした力も「力価」として捉えています。
力の無いものをどれだけ頑張っても目標には到達できません。
最後に「バランス」です。
身体はホメオスターシスと呼ばれる恒常性によって、常に健康時(万全時)に戻そうとする力が働いています。
この恒常性までもが狂わされると、元に戻せなくなり病気や症状が決定的になります。
つまり、恒常性と小さな不具合のバランスによって結果が違ってきます。
この小さな不具合とは、気温の差1つをとっても身体は感じています。
さらにスケールの大きい病気ともなれば、恒常性とのバランスは大きく狂っていることは、
容易に想像していただけるのではないでしょうか。
ゴハンにおいても然りです。
たとえば、タンパク質・脂質だけが栄養ではありません。
これらを沢山食べると言うことは、使いこなすために必要な他の栄養素も沢山必要になります。
身体はゴハンで出来ていますから、栄養が狂うと病気まっしぐらになってしまいます。
地球、国、社会、職場・学校、家庭においてもバランスがありますよね。
臓器と臓器の関わり合いもバランスですよね。
身体の中には言い尽くせない数限りないのバランスが有り、これを崩せば病気になり、
立て直すことが出来れば治癒に向かいます。
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故に他店様とは異なります
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「始まりは我が子のために」
“愛で育む、食で育む”
こんな当たり前のことが、こんなにも難しいなんて・・・。
なぜなら、可愛い我が子がネコさんだから。
なぜなら、身近にあるペットフードと呼ばれる粗悪なゴハンを選ばざるを得なかったから。
運良く助けることが出来た子なのに、思うような経過を辿ることが出来ないもどかしさの中で
たどり着いた先に見えたものは、害のあるゴハンの存在と、過剰医療による弊害。
大切なことは、ネコだから、犬だから、フェレットだから、人だから・・・という垣根を
取り払って栄養を考えるということ。
なぜなら・・・身体という宇宙の中における栄養の役割は、種を問わず共通だから。
常時20匹以上のシッポのある我が子たちを守りながら、
望んでくださる皆様にそのケア方法をお伝えし続けるには、SHOPの形を取らざるを得ませんでした。
あのときから20年、、、、
多くのお客様に継続的なご指示をいただくことで
私たちにしか出来ない動物愛護のあり方を貫くためのこの選択が、間違いではなかったと感じています。