ウェットフードとドライフードの違い

ウェットフードとドライフードは特徴が大きく異なります。それぞれの特徴についてご紹介いたします。

ウェットフードとは

まずウェットフードはその名前が示すとおり、とても多くの水分を含んでいるキャットフードのことです。70％近くを水分が占めています。この水分量は食材そのものが本来持っている水分量と同等です。つまり自然に近いゴハンであり、手作りゴハンと同等の水分量が確保できるゴハンがウェットフードと申し上げてよいでしょう。

水分が多く含まれているということは、ドライフードと比較すると同じグラム数あたりのカロリーも低くなるので、カロリーを抑えたいという場合にもウェットフードが活躍します。消化に必要な水分がすでに含まれているため、消化能力の低い幼少期や高齢期、体調不良で食べられないときなどにその実力を発揮します。また、手作りゴハン用の加熱のお肉としてこれを利用することも可能です。

ドライフードとは

ドライフードは長期保存を目的に作り出された加工品で、水分がほとんど含まれておらず、カリカリとした食感が特徴的です。一般的にキャットフードとしてイメージされているのはこのドライフードでしょう。野菜・穀物・果物といった「必要であってもお口が喜ばない食材」を感じにくいため、ネコちゃんに好まれやすいという特徴があります。カロリーはウェットフードよりも破格に高くなるため、量制限を行わなければ太りやすい特徴があります。少量しか食べられない場合などはこうした特徴を生かしたドライフードの利用が有効です。

栄養成分に違いはある？

ウェットフードとドライフードを比較するうえで、栄養成分が気になるという声も聞かれます。保証成分値やカロリー表記だけで両者の成分を比較することは難しいです。なぜなら水分含有量が大きく違うためで、正確な比較を行うにはまず両者の水分量を同じにしなければなりません。また、多くの保証成分値に反映されていない炭水化物の量を考慮する必要があります。

さらにはドライフードの場合、水分を抜く過程で失われている栄養素が多々あり、ウェットフードにはこれら微量栄養素が温存されています。こうしたことから、ドライフードとウェットフードと比較することは基本的に難しいのです。総合栄養食の場合、両者の栄養内容の差をできるだけ埋めるために添加物が採用されています。ただし、ここでお伝えする添加物とは栄養補助が目的のものであり、香料・保存料・着色料といったごまかしのための有害添加物と混同しないようにしてください。

このように、ウェットフードとドライフードは特徴が大きく異なります。それぞれの特徴を理解したうえで原材料や保証成分値を読み取り、適切なフードを選ぶことが大切なのです。

子猫ちゃんにはウェットフードがおすすめ！その理由とは？

子猫ちゃんは人間の赤ちゃんと同じように、消化能力がそれほど高くはありません。高タンパク高脂肪の子猫ステージ対応食はむしろ避けるほうが小さな身体には優しくなります。

固形物を大量に摂取すると、消化不良を起こしてしまう可能性があります。人間の赤ちゃんが離乳食を食べて育つように、子猫ちゃんにも消化に負担がかかりにくいキャットフードが必要なのです。

それがウェットフードです。ウェットフードはほとんど水分なので、消化器官への負担を抑えられます。子猫ちゃんは母猫ちゃんのお乳を飲んで育ちます。

離乳期のウェットフードは母乳の不足分を補う補助的な役割として考えましょう。母乳には成長に重要な免疫因子の供給や精神を安定させる役割があるので、飲みたいときにはできるだけたくさん飲ませてあげることが重要です。ウェットフードはぬるま湯で伸ばして食べさせてあげてください。

ウェットフードは必要な水分が確保されている分だけ消化に負担がかかりません。カロリー面はドライフードと比べて低めですが、食事回数を調整することでカロリーの問題は解決できます。子猫ちゃんの消化器官に負担をかけないように、ウェットフードを中心としたゴハンを検討することをおすすめします。

正しい食のあり方を追求するのであれば、生涯を通じてウェットフードもしくは手作りゴハンであることが望ましいのですが、お留守番の時間が長くなるなどの理由からドライフードを食べてもらいたいときもあります。こうした場合はドライフードをふやかして利用する手段があります。ふやかしドライフードは、年齢を問わず生涯を通じて取り入れたいテクニックです。月齢・体調に応じて、適切なキャットフードをチョイスしましょう。

子猫ちゃんの状態を見てキャットフードを選ぼう！

一般的に子猫ちゃんは下痢をするものと思われがちですが、最大の理由は子猫ステージゴハンの採用にあります。炭水化物や食物繊維の不足による消化不良がその理由です。残念ながら、たくさんの子猫ちゃんをご自分の手で育て上げた経験豊富な方でなければこのことをご理解いただけません。

一方で子猫ステージのゴハンを平気でパクパク食べて問題なく成長する子猫ちゃんもいます。両者の違いは持って生まれた力の差、成長の差でもありますが、後者の子たちの中には1歳前にアレルギーを引き起こす子たちがたくさんいます。子猫ちゃんたちは成猫ちゃんと違って「食べられません！」と言えないことが多いため、細心の注意を払って日々の体調をチェックし、今のゴハンが適切かを考えてみてください。

shopニンナナンナではキャットフードの通販を行っております。独自の視点でセレクトした商品を種類豊富に取り扱っております。正しい知識をもとに、ネコちゃんに合う商品をご案内いたします。キャットフードをお探しの方はぜひお買い求めください。

子猫ちゃんにもおすすめのキャットフードをご紹介！

shopニンナナンナでは、子猫ちゃんはもちろん、全ての年齢のネコちゃんの成長と健康を考えたキャットフードの通販を行っています。こちらでは、ウェットフード・ドライフードから、人気のキャットフードをそれぞれご紹介します。

アーガイルディッシュ/ワトルキャット/800g

標準的なタンパク質量と控えめの脂質を備えた継続しやすいゴハンです。体調・ステージ問わず、すべてのネコちゃんにお選びいただけます。

給仕方法

食べられるからと言って、ドライフードをそのまま仔猫ちゃんに食べさせることには大きなリスクが伴います。消化の負担を軽減するため「ふやかし」て差し上げてください。（この方法は生涯継続が理想です。）

基本サプリメントの利用について

成長とは身体が大きくなることだけを指すものではありません。未成熟な免疫・ホルモン・内臓組織なども強く育てる必要がある大事な時期です。そのためにも栄養の利用効率を上がるための基本サプリメントの併用を強くオススメ致します。

子猫ちゃんの場合

胃腸の成長に合わせた食べ方を守ることが必要な月齢です。必ず、生後６ヶ月齢もしくは生後６ヶ月までは「食べたいときに、食べたいだけ」が基本とお考えください。１食あたりの満腹量を算出して、４～６食/日を目安に食べてもらってください。ウンチの後半が緩むようであれば、食べ過ぎもしくはフルーツザイムの不足があるかもしれません。幼少期の無理は半年後のアレルギー体質に直結します。お迷いの方はご相談ください。

ナチュラルバランス/オーシャンフィッシュ/156g

タンパク質・脂質のバランスに加え、炭水化物・食物繊維やビタミン・ミネラルもミニマム量がカバー出来ている希少性の高いゴハンです。健康維持や病気ケア用としても、オールステージのネコちゃんにお選びいただけます。リニューアルにより、シリンジやチューブ食としての取り扱いも簡単になりました。タンパク質、ピアットαを少しプラスすることで、より継続しやすくなります。

給餌量について

給餌量は体重、運動量、年齢、環境に応じて調整してください。

基本サプリメントの利用について

栄養の利用効率を上がるための基本サプリメントの併用を強くオススメ致します。