海外製品が牽引する形でネコちゃん・ワンちゃんの健康と安全は守られています！

ペットフード安全法施行の背景

2007年、海外でペットフードによる大規模な健康被害が発生しました。このことが契機となり、国内でペットの健康被害を防ぐペットフードの安全性を確保する法整備の機運が高まり、2009年6月に「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律（通称：ペットフード安全法）」が施行されました。

製造や販売を担う会員企業85社からなる「一般社団法人ペットフード協会」によってこの法律は具現化され、日本国内ペットフード市場の90％以上が会員社によってカバーされています。

一般社団法人ペットフード協会は「世界ペットフード協会連合会」（GAPFA)に加盟しています。

シッポたちを守るペットフード安全法とは

ペットフードの安全にまつわる第三条には、ペットフードの製造・輸入・販売にかかわる事業者は、ペットフードの安全性の確保に第一義的責任を有し、ペットフードの安全性確保に係る知識・技術の習得、原材料の安全性の確保、ペットの健康被害防止に必要な措置の実施に努めなければならないと定められています。この法律によって、日本国内のシッポたちのゴハンはようやく「最低限」が守られるようになりました。国内に暮らすシッポたちにとって画期的な法律ですが、海外の最先端を行くペットフードメーカーにとっては、すでに当たり前の事柄ばかりでした。

ペットフード安全法と当店が考える安全の基準のズレ

ペットフードの安全性確保のための法律であっても、必ずしもシッポたちのためにあるものではありません。食材の質、添加物の種類と量、栄養バランスなど、どれをとっても最低基準の確保でしかありません。そもそも、ペットフードは人の利便性を追求した規格品であって、万全ではありません。このことは一般的なペットフードであっても、最上級のペットフードであっても変わりはありません。あえて両者の違いを挙げるなら、受け取るリスクの違いと申し上げてよいでしょう。

国内ペットフード市場の90％以上がペットフード協会会員社によって供給され、残り10％が海外製品です。海外製品の中からさらに優秀な製品を選ぶなら、当店のようなセレクトショップを利用する以外に方法がありません（こうした事情は諸外国共通です）。

このことからも安全基準にズレがあることはご想像いただけると思います。このズレは、単に原材料の違いや保証成分値の違いだけではありません。歴史ある海外製品との違いは、企業の理念、情熱、時間、資本、知識、経験、そこから得られた結果の違いと申し上げてよいでしょう。当店が輸入品にこだわる理由がここにあります。

ドライフード・ウェットフードは体調・個体差に合わせた選択を！

既製品フード（≒ペットフード）には種類別と目的別の選択肢があります。

このことにより「正解が手に入る」ように思いがちですが、それぞれの役割を理解したうえで、我が子の体調や体質に合うゴハンを選ぶことが重要です。

【種類別】

総合栄養食

シッポちゃんに最低限必要な栄養が含まれたゴハンです。総合栄養食と水があることで、栄養が不足したりバランスが悪くなったりすることを避けられるとされていますが、この栄養基準には個体差による必要量の違いは加味されていません。多くの方が総合栄養食を選ばれる昨今ですが、それでもシッポたちを病気に導いてしまう理由は、総合栄養食そのものが万全でないことを意味しています。

目的食

特定の栄養素に着目した補助栄養を供給するゴハンで、一般食・補助食・おかず食・栄養補助食と呼ばれる製品がこれに当たります。特定の目的（栄養もしくは嗜好性増進）はカバーできますが、偏りが顕著なため主食として単独利用できません。

間食

ジャーキーやガムなどを指す間食です。間食は栄養補給というよりも、コミュニケーションツールとして捉えてください。間食は目的食以上に嗜好性増進の役割が強いため栄養バランスを壊すキッカケになることが多い食べ物です。本来、シッポたちが「間食が欲しいです！」とは言いません。もしも貴方のシッポちゃんが間食を必要とする食生活が日常的であれば、必要な栄養が摂取できていないことが原因ですから、主食の見直しが必要です。

療法食

貴方のシッポちゃんに病気の確定診断が下されたことをきっかけに、獣医師が処方する特定疾患対応の特別食がこれに当たります。健康なシッポちゃんが日常的に食べてはいけないゴハンであり予防食ではありません。正しい食事ケアの提案ができない獣医さんのために存在するゴハンといっても過言ではありません。必ずしも必須というわけではなく、同等のゴハンもしくはそれ以上のゴハンを用意することは可能です。

【目的別】

どのようなドライフードやウェットフードを選ぶかは、シッポちゃんの成長段階に合わせて変わることもあります。一つの指標となるのはライフステージで、妊娠期、幼児期、維持期、全成長段階に分けることができます。

妊娠期／授乳期

授乳期は生後4週間前後までが該当します。基本的なゴハンはお母さんからの母乳ですが、お母さんがいない子たちや母乳が不足する子たちには、代用としての粉ミルクや液状ミルクが必要です。また、妊娠中のお母さんは通常食の1.5倍程度の栄養が必要とされています。

幼児期／成長期

生後8週間前後までは離乳食を与えるのが望ましいとされているため、消化に負担がかかるゴハンは避け、ペースト状のウェットフードを選ぶようにしましょう。本来、子猫・子犬ステージのゴハンを利用したくなる時期ですが、こうしたゴハンは高栄養なため消化に負担がかかることを忘れないでください。未成熟な身体にかかる高栄養の負担が将来のアレルギー体質を作り出していることは紛れもない事実です。そのため当店では子猫・子犬ちゃんにもお母さんと同じゴハンを食べやすい柔らかさになるよう手を加え、量の不足は食事回数で補うことを強くおすすめしています。

維持期

初めての発情期以降の維持期（シニアを含む）には様々なペットフードを選べるようになります。しかし、年齢を重ねると消化機能などが低下するため、低カロリーなものや消化しやすいもの、逆に少量でも必要な栄養をカバーできるゴハンなどもチェックしておくことが大切です。

ここまで解説してきましたが、シッポちゃんの成長度合いには個体差があるためあくまでも期間は目安であり、一概に決めることはできません。一緒に生活していく中でシッポちゃんの様子を細かくチェックし、臨機応変に対処することが大切です。

こだわりのペットフードを選ぶならshopニンナナンナへ！

人間と同じように、シッポちゃんも日によって健康状態が異なります。普段と同じようなゴハンが食べられる日もあれば、食べられない日もあります。

そのため、飼い主さんが責任を持ってシッポちゃんの様子に目を光らせていくことが重要になります。ペットフードは人の利便性のために作り出された加工品ですから、高品質であっても万全ではありません。ゴハンが万全であれば自然治癒力が働きますが、不具合があれば自然治癒力が働かず病気を引き寄せてしまいます。こうしたペットフードの欠陥を知ったうえでこれを利用することが重要です。

shopニンナナンナでは、キャットフードやドッグフード、フェレットフードやペットフードの欠陥を補うサプリメント類などを通販でご提供しております。独自の視点でセレクトしたペットフードばかりですので、個体差を尊重しながら最適なものをお探しいただけます。