Goods - Indicator Paper ・・・リール型 pH試験紙 猫・犬・フェレット・人用
●ラボ、医療現場で使用されている確かな製品です。
●オシッコに「チョン♪」と触れるだけでphを正確に測定できます。
●優秀な製品のため正確に測定できますが、
その分オシッコ以外の成分にも反応し影響している場合があるため、
トイレ・猫砂・指先の汗や脂などの付着物も測定結果に加味してご判断ください。
●試験紙を長くオシッコに浸けないでください。
試験紙に溶かし込まれている指示薬がオシッコに溶け出し、
それを試験紙がキャッチしてしまうことで正しいphが測定できなくなります。
ケースにカラースケールとカッティングエッジが付いています。
幅: 7mm
長さ: 5M
pH測定有効範囲: 5.5~ 9.0
材質(ケース) プラスチック
・直射日光、湿度を避けて保存ください。
・保存状態により試験紙が変色しても測定結果に影響を与えることはありません。
・試験紙は生産ロットごとに呈色具合が微妙に変化するため、
必要に応じて色見本の色彩も微調整されています。
(製造ロット毎にカラーチャートの発色も異なります。あらかじめご了承ください。)
・phだけが全てではありません。気になることがあれば、何なりとお問い合わせください。
■phは変化します
腎臓を経由して膀胱に送り込まれるオシッコphは、1日の間に常に変動を繰り返しています。
それが分からないのは「ニャンズのオシッコ回数が少ない」から^^
従って、日に1度や2度の測定だけで「すべて」が分かるはずがありません。
正常値範囲を超えるphの場合は、1週間ほどモニターしていただくと、
測定する時間帯、食事、運動量との関係などが分かってきます。
phが変化することを確かめる為に、ご自分のオシッコで測定なさってみてください(^-^)v
phは変化して当たり前で、一定であることが異常であって、変化しなくてはいけないものです。
これはニャンズの身体も同じです。
では、なぜphが変動するのでしょうか?
■良いph? 悪いph??
ネコさんの健康な尿phは6.4(±0.2)の範囲内とすることが一般的です。
正常範囲を超えると膀胱炎、ストラバイト結石(アルカリ尿)、シュウ酸結石(酸性尿)が
心配になってくるわけですが、
phが変動する理由を知らなくてはphチェックごとに一喜一憂し無駄に心配ばかりしなくてはいけなくなります。
オシッコは有害物質解毒の手段です。
そのため、捨てるべき有害物質が多ければ6.4(±0.2)の範囲を超え、少なければ正常値範囲内に留まります。
これはホメオスターシスのお仕事によるもので、
もしも有害物質が排泄できなくなればアシドーシス・アルカローシスと呼ばれる命にかかわる状況に陥るためです。
この危険を回避するために「体内に取り込まれたり、体内で発生する有害物質」をホメオスターシスは常に監視し、
その量に応じて排泄を行っているために、捨てられたこれらによって、
1日の内でオシッコphは上がったり下がったりを繰り返しています。
従って、健康な尿phが6.4(±0.2)の範囲内であっても、
一過性でph6~ph8が測定されることも、ごく自然のこととして理解しておかなくてはけません。
要は、次のオシッコ、その次のオシッコで健康な尿ph6.4(±0.2)の範囲内に戻れば「健康」なのです。
正常範囲を超え続けることは、一過性の枠を超えて有害物質が多すぎるわけですね。
そこで体調の現状を、より正しく知るためには、
たった1回きりの測定で「病気を断定」せずに、モニターする必要があります。
たまたまの通院でアルカリ尿が見つかり、即病院食なんていうのは、いささか強引なわけですね。
・リン酸アンモニウムマグネシウム(ストラバイト)の結晶はpH7.0以上で析出し、pH6.6以下で溶けだします。
・少量でもオシッコが出ていれば大丈夫ですが、
完全に尿道が閉塞しオシッコが出ていない場合は72時間以内に尿毒症でなくなる恐れが多分にあります。
ph異常が続くような場合は、ph以上にオシッコの【量】、【最後にオシッコをした時間】に注意ください。
■phが変化する理由
「マグネシウムが多い」「ミネラルが多い」・・・間違ってもこんな単純な事ではありませんヨ。
けれども・・・大別すると以下の3とおり。
**腎臓から膀胱に送り込まれるオシッコが、すでにph6.4(±0.2)の範囲内でない。
=代謝異常
この場合の多くは抗生剤が有効に働きません。
**膀胱内に侵入した大腸菌類(ウレアーゼを生産する菌類)によって、
アルカリ物質(アンモニウムイオン)が増やされている時。(*)
この場合の多くは抗生剤が有効に働きます。
**1+2の複合であるとき。
この場合、抗生剤が一時的に有効となります。(但し、抗生剤リスクは別のモノとしてお考えください。)
間質性膀胱炎に移行するケースが多いようです。
(*)・・・膀胱内にウレアーゼ産生菌が居る場合、排泄されたオシッコに菌が確認できます。
そのため、自作採尿~病院内検査までの時間が長くなるほどに尿phはアルカリ化します。
採尿から検査までの時間が30分を超える場合は、検査結果が正確で無いことを踏まえて、ご判断ください。
つまり、排泄直後が一番正確だってことですね。
通院の際は、日頃モニターしているph結果を獣医サンにお知らせすることも、
ネコちゃんの体質を知っていただくためには良い方法です。
節約の為、指で触れる部分はなるべく少なくしましょう。
節約の為、指で触れる部分はなるべく少なくしましょう。
割り箸に試験紙を挟む方法もありますが、試験紙が安定するためにオシッコキャッチが確実です。
オシッコ以外のphを考慮しましょう。
・猫砂に付着したオシッコから測定する。
・ペットシーツのオシッコから測定する。
・スノコ下に落ちたオシッコで測定する。
・オシリ周りや後ろ肢に付いたオシッコで測定する。
・オシッコをお玉で受け止めて測定する。
但し、これらは猫砂やトイレ(洗剤・消毒剤などの残留)や被毛などに付着したものの影響を受ける場合があります。
そこで・・・ph7.0の水溶液をかけたものを試験紙で測定し影響を受けるphの程度を、
あからじめ把握して置いてくださいね。
?水道水のphを測定し、アルカリを示す場合は希釈した酢を、
酸性を示す場合は希釈した石鹸水を1滴単位でph7.0を示すまで混ぜ合わせる。(ph7.0の水溶液の出来上がり)
?次に出来上がったph7.0水溶液を猫砂にかけて、濡れた部分を試験紙で測定する。
測定結果とph.7.0との誤差が猫砂が示すphです。
?猫砂にかかったオシッコを測定する場合、その誤差分を差し引きして考えてください。^^
phモニターは毎日のことですから、ネコちゃんに負担が掛からないことが一番です。
度々病院へ連れて行くことよりも、独自の方法をぜひ探し出してくださいね。
取り扱い、検査方法は簡単です。
オシッコが2,3滴でも測定できます。
ph7前後の場合、誤差が出ないように試験紙を長くオシッコに付けないでください。
指先の汚れや汗に反応してしまいます。
触った場所で測定しないように注意くださいね。
何も心配の無い時のphをキチンと把握できることで、
嬉しくないph変化が出始めるネコちゃんの体質変化をキャッチ出来るようになります。
体調が悪く、そのために神経質になっている時に、試験紙やお玉をもって追い掛け回したところで、
すんなりと受け入れてくれることが無いのがフツーのネコサンです。
日ごろから、練習や慣れ、その結果を書き留めてモニターしていくことは大事なことですね。
たとえアルカリ尿でも、キラキラが目視できたとしても、大量の水分で膀胱から押し出してしまえば、
一旦は膀胱内はクリーン♪になりますから、「皮下輸液=点滴」がもっとも有効な場合もあります。
リスクのある病院食や「とりあえずの抗生剤」だけに頼らず、色々な方法を模索してあげてください。
何はともあれ、我が子を知ることを先生任せにしていては、ネコちゃんにストレスが掛かるばかりです。
健康な時から自宅で出来ることは全て行う・・・これがNinnaNanna流です。