ゴハン選びの参考に02…その3


◆シッポたちの食育を考える


分類


形状から
くる分類

ドライ、ソフトドライ、セミモイスト、そして缶詰等に入っているウエット、
 さらにはスナックやお菓子、おやつと呼ばれるものもあります。


グレード
での
分類方法

レギュラーフードとプレミアムフードがあり、グレードと価格は比例します。
プレミアムは、一般的に良質な原料を使用し、
無用の添加物は使用しないなど健康に留意した製品を指します。


添加物
での分類

酸化防止剤として使用する素材の違いによって、
「レギュラー」または「ナチュラル」に分類する場合があります。


使途による分類

子猫用、高齢猫用、ダイエット用、療法・処方食など、
使途により分けることもできます。



多種多様にあるペットフードですが、
大きくは<レギュラー>と<その他>に分類されます。
またそれは、ウエットやドライに関わらず分類されます。

けれどもこの分類は原材料の安全性が基準ではありません。
良質のゴハンは「レギュラー/一般的」あるいは「その他/特殊」という、
たった2分類の中の「その他」区分の中でさらに分類される一部でしかありません。

『プレミアム』や『ナチュラル』と呼ばれるペットフードは、
質が高い原材料へのこだわりが強いために高価となってしまいますが、
シッポたちにとってはより安全であるという判断基準となります。

言い換えると・・・安価な製品には、
「コストダウンが可能なだけの危険」があることを意味しています。

購入の際にパッケージの表示をチェックするのは当然ですが、
正直に正確な表示をしている良心的なメーカーを消費者自らが選別することでしか、
これらの危険な添加物から可愛いわが子を防ぐ手立てはありません。

とても残念ですが、原材料の表示義務がないペットフードにおいて、
そのパッケージからこれらの必要な情報を得ることは不可能です。





◆ナチュラルフード事情

ナチュラルフードとそれ以外のペットフードの違いは、
酸化防止剤に天然のものを使用しているかどうかで分かれます。

意外にも原材料の良し悪しは関係がなく、
また第三者機関が特定メーカーに ナチュラルフードの表示を許可するものではなく、
各社の「自称」でしかありません。

リスクを伴う化学物質ではなく天然(ナチュラル)だから安全だろうと思いたいところですが、
酸化防止剤だけにビタミンCやEを使用していても、
他に含まれる原材料が粗悪であれば安全とは言えません。

AAFCOは三大防腐剤の使用を肯定していますから、
AAFCO基準が「すべての最上級である」と思いこむことは大変危険です。

天然の酸化防止剤は合成のものと比べて持続力がありません。
その事を知らず、合成酸化防止剤使用の製品と同等に扱えば、
反って危険は増えてしまいます。

賞味期限が短いものほど安全な酸化防止が施されている良質な製品といえるわけですが、
いかに良質であっても賞味期限を過ぎたものを食べることは、
古い天ぷらを食べることと同じことになってしまいます。

また、酸化防止剤と一緒に気を付けたいものが防カビ剤です。
三大防腐剤への注目度が高いために話題に上がりにくいのですが、
どのように条件を整えてもカビが生えないナチュラルフードも存在します。

カビが生えることでクレームやリコールとなることは当然のことですが、
裏を返せば防カビ剤不使用の証明となります。

こんな風に、真のナチュラルフードは賞味期限表示に関係なく、
開封後はできるだけ早く使い切ることが原則です。
シッポたちには優しくても、人のためには優しくない製品なのです。

ナチュラルフードの危険な落とし穴がもうひとつ・・・
外国産のペットフードの中に「並行輸入品」と言われるものが存在します。
これは、本国メーカーと正式な契約を取り交わした正規代理店を経由せずに、
個人業者などが輸入しているもので、正規品に比べ安価に購入出来ますが、
安価の理由はリスクとなって存在します。

日本国内で流通しているペットフードのうち、
輸入品が占める割合は年々増加の傾向が続いています。
これらのほとんどは輸送コストを抑えるために船便で日本に入ってきます。


・正規代理店(総輸入元)の場合

一度に大量のフードを輸入するため、
船のコンテナをそのまま借り切るコンテナチャーター便を使います。
これは気温の低い北回りルートで短期間に日本に到着します。
またメーカーによっては保冷コンテナで運ぶ場合もあります。

・平行輸入品の場合

それに対して並行輸入品は量が少ないため、
他の荷物と一緒にコンテナに入れる混載便というものを利用して運ばれます。
これは運賃が安い分、日数も多くかかり、途中の港の停泊日数も長くかかります。
また、赤道直下を通過することもあり、コンテナ内は60℃以上になることもあります。
このような混載便は、品質の劣化やねずみや害虫の被害も考えられます。

さらに懸念されることとして、
混載便のコンテナは日本に到着すると燻蒸を行うことがほとんどです。
これは、農薬をガスにしてコンテナ全体を消毒する方法で、
発がん性や突然変異の原因にもなります。
燻蒸については、人間の食品については安全基準が設けられていますが、
ペットフードについては野放し状態でどの程度の農薬が使用されているかは全くわかりません。
しかも、何か問題が発生した時、正規代理店(総輸入元)が存在する場合は、
正規代理店(総輸入元)がメーカーに代わってその責任を取る仕組みになっていますが、
個人輸入に近い並行輸入品はこのような保証が一切ありません。

可愛い我が子のために選んだナチュラルフードであっても、
お財布の都合で平行輸入品を選ぶのは本末転倒とも言うべき危険が伴うことを、
どうぞお忘れになりませんよう・・・。





◆最後に

いまさら申し上げるまでもないのでしょうけれど、
ゴハンの危険から愛する子達を守るには安心できる原材料の選択と、
危険な添加物を排除することから始まります。

上質になればなるほど、人には優しくありません。
日々の出費はかさみ、使い方にも注意が求められます。

けれども病院代との比較をなさってみてください。
我が子の訴えることが出来ない苦痛と、それを見守るおかあさんの心痛を思えば、
ゴハンの危険をないがしろに出来ないと思うのは、ごく自然なことではないでしょうか?

たとえ今が元気であっても、危険なゴハンは確実に大事な我が子の体を蝕んでゆきます。

加工品であるペットフードは、私たちが望む真のナチュラルに徹したものは存在しません。
また既製品である以上は、個体差を無視していること受け入れなくてはなりません。
シッポたちのためにある製品ではなく「人がラクをするための製品」であり、
「消費者が認める価格」になるよう製造されているものがペットフードなのです。


誰でもが、あるいはどんな時であっても、
理想的な手作りローフードを我が子に作ることができるわけではありませんよね。
もしも作ってあげられたとしても、食べられなければ同じことですよね。
今やペットフードの存在は、私たちにとっても、シッポたちにとっても、
なくてはならない存在であることも認めざるを得ない現実です。

だからこそ、最上級を選ばなければ、
さまざまな不可抗力のリスクを最小限に抑えられないわけです。


既製品ゴハンの危険や限界を、お一人でも多くの方にお伝えすることと共に、
どの子もみんな元気に天寿を全うできるよう、
お手伝いをさせていただくことがshopニンナナンナの役割であり、
Cat's専科 NinnaNanna に出来る動物愛護です。

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