ゴハン選びの参考に02…その1


◆ペットフードは人のために生まれた加工品

人が口にするものは、原材料から製造工程、添加物、表示方法、販売方法に至るまで、
行政機関の管理や規制を受けていることは、どなたでもご存知だと思います。

しかしながら、過日問題になったO157、BSEはもとより、
大企業と呼ばれる大手メーカーでさえ消費者を裏切るような不祥事さえあることが現状で、
ご家族の健康を守る立場のお母さん方は、心痛めていらっしゃる事と思います。

では、ペットフードと呼ばれるものに関してはどうでしょうか?
日本におけるペットフードの安全基準というものは、有って無いようなレベルでしかなく、
すべては、メーカーさんの善意にゆだねるしか術はありません。

昔・・・シッポたちは人の食事の『お残り』を食べていました。
白いご飯に、汁物やおかずの残りを乗せてもらい、そして元気に暮らしていました。

ところが、暮らしが豊かになり、且つ 核家族が進むことによって、
シッポたちは「そこ・ここにいる存在」から、ペット(愛玩動物)と呼ばれる時期を経て、
家族の一員として無くてはならない存在になりました。

「残飯を食べさせるのは、ちょっと可哀想」「忙しいから、手軽にゴハンを用意したい」

このような飼い主さんの需要が高まるにつれて、
大手企業がペットフードの生産・販売を手がけるようになり、
町のあちこちにも大小様々なShopが目に留まるようになってきました。

こうしてシッポたちの食事にペットフードを利用することが日本社会の常識として根付いた頃から、
過去には見かけられなかった病気がシッポたちに目立つようになってきました。
人と同じ、アレルギーや癌、生活習慣病全般など、野生動物には見られない病気です。

人の寿命が延びることと同じように、シッポたちの寿命も同じように高齢化しています。
現代医学の目覚しい進歩と同じように、獣医療も日進月歩です。

けれども、人と身近に暮らす子達ですから、
その長くなった寿命の間には人と同じように環境汚染を経験し、
あるいはペットフードを介してその体内に危険物質を抱え込んでいます。
過去には珍しいとされた病気の罹患率が高くなっているという事は、
超高齢化社会を生きる今の私たち・人と同じ道をたどっていると言っても言い過ぎではありません。
言い換えれば、食べるものを選ぶことで、避けられる病気があるのです。

私たちには、我が身を我が手で守る手段としての「食」があります。
身体は食べるものによって日々新たに作り変えられるわけですから
食育とは子供に対しての言葉だけではなく、命あるもの全てに共通する言葉だと考えています。





◆シッポたちの食育を考える

では、シッポたちの「食」はどうでしょうか?

シッポたちは、企業主導型のあいまいな規制によるペットフードの中から、
自分の体により安全なものを、自分たちで選択することが出来ません。
差し出されるものを食べることでしか生きる道はありません。

一般市販キャットフードに『無添加』や『自然食』『安全な素材』というような
キャッチコピーが目立ってきたことにお気づきの方もいらっしゃるでしょう。

つまり・・・今までは「無添加・自然食、安全素材ではなかった」ということです。

シッポたちの健康を願う私たちの切なる声が届いたのか、
あるいは本物志向の現代社会のニーズに利益追求型の企業が眼をつけたのかどうかは
想像するしかありませんが、もしも、シッポたちの身体を考えてくださっての新製品開発であれば、
ラベルの片隅にでも「今迄、安全ではないものを食べさせてゴメンネ。」と
書き加えいただきたいくらいです。

急激に増加したと言われている、泌尿器系・疾患食物・アレルギー・腎不全
他生活習慣病を含めたこれら疾患は、単に寿命が延びたためだけではなく、
「食」に原因があると考えられています。

獣医さんから「嗜好性が高いご飯は避けたほうがいいですよ。」と、
アドバイスを受けられた方も多いでしょう。

そう・・・一部の食に関心の高い獣医さんはお気づきなのですね。
嗜好性の高い一般市販の安価なゴハンが安全性の低い原材料から作られていること。
それをごまかすために、本来不要なはずの多くの添加物を使っていること。
お母さん方の気を引くために、野菜を連想させるような赤や黄色や緑の着色をしていること。
保存期間を長することで購入しやすくするために、合成保存料を大量に使っていること。

そして、これら添加物には、
人の食品には使用を禁止されている物質が少なからずあるということも。


肉類、穀物類を扱う人の加工食品において、農薬や抗生物質の残留、カビ汚染、
腐敗等が見られる部位は法律によって使用することが禁じられています。
市場に流通させられないこれらの廃棄処分の手段として、
一般的なペットフードの原材料として利用されています。
人食品加工業社はお金を掛けてこれらを処分しなくてはならないところを、
お金を支払って引き取ってくれるペットフード業者さんは願ってもない有難い存在なはずです。

けれども、薬物、腐敗・カビなど、汚染されているような危険な原材料フードで、
『健康』が成り立つはずがありません。

こうした原材料のさらなる汚染や腐敗を食い止めるための様々な防腐剤や、
腐敗臭を隠すための香り付け、食い付き良くするための不必要且つ過剰な塩分、
見た目に綺麗と思わせるための合成着色料など・・・
これら添加物のすべてが猫さんの体を蝕みます。

がんや奇形、腎臓・肝臓を痛めるだろうと誰もが直観できるこれら危険物質を排除するだけでも、
シッポ達の小さな体への<負担>は間違いなく軽減されます。


たとえば、1Kg/500円や1缶/100円は、確かにお財布には優しいでしょう。
けれども、こうした安価なゴハンは食べた分だけ確実に、
シッポたちの身体は蝕まれているといっても過言ではないのです。

こうしたことは・・・
NinnaNannaにご相談を寄せてくださるネコちゃんたちが教えてくれる「隠れた真実」です。





◆ペットフードの現状

ペットフードはシッポたちが自分たちから望んだ食事ではありません。
ペットフードは人の求めによって「専用」とされる加工食として生まれました。

栄養バランスのことを心配することなく、安価に手軽に、
しかもそれは生涯を通じて継続できるという魔法のようなモノ。

こんな風に文字にしてみると、この不自然さを誰もが直観的に感じてしまうわけですが、
ペットフードがこの世に誕生する前と後では、
シッポたちの栄養状態が格段に良くなったことも、ゆるぎない事実です。

そのため、忙しい毎日を過ごす私たちは不自然さを感じながらも、
これらを利用して子育てをしなければならなくなり、今に至ります。

けれども、需要と供給の絶妙なバランスの中で利益を追求することが企業の本質です。
安価なものを消費者が求めれば、企業はコストダウンを図ります。
売れなければ売れるものを製品化して、市場で勝ち残っていかなければなりません。
社員とその家族、また株主への義務を果たさなければならないからです。

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      人よりも劣る動物だからこの程度でも良いだろうだろう。
      人よりも寿命が短いのだから因果関係は分かりにくいだろう。
      健康被害が証明される程の事はしていないのだから大丈夫だろう。

      こうした企業の言葉にできない裏の声があったとしても
      彼らは「売れる=消費者ニーズ」に応えているだけ、と言うかもしれません。
     ------------------------------------------------------------------------------------

このような企業が実在するとは思いたくありませんが、
多少なりともリスクのあるペットフードをシッポたちが喜んで食べてしまうほど
巧妙に作られているとすれば、私たちはその危険性を知らないままに
選んでしまうかもしれません。

また「シッポたちのために」と謳っていても、その製品を市場に送り出す陰には
信じられないような過酷な動物実験を平気で行うようなメーカーが多数あることも現実です。
なぜ、そのような実験が必要なのか・・・。
コストダウンのために不可欠な化学物質の添加において
「健康を害するゴリゴリ手前の線引き」が必要だからでしょう。
直ちに健康被害が起こらない、あるいは健康被害の原因として特定されないための、
確認作業ではないでしょうか。
もちろん、組み立てた栄養内容が正しいかという確認も目的の一つでしょうけれども。

ユーザーニーズとメーカーに言わせないためにも、
人が食べてはいけない原材料を使用しているペットフードが、
各国市場の圧倒的多数を占めることの意味を、
消費者こそが考え「NO!!」の声を上げて行くべきなのです。





◆ペットフードとは?

ここで、改めて「そもそもペットフードとは何なのか?」という、
基本的な事柄を考えてみたいと思います。

『ペットフード』とは単純に言うと・・・
『ペットに与えるためだけを目的に製造されたフード(食べ物)』です。
※法律では、日本国内には規制が無いと言われていますが、
公正取引委員会の指導のもとに設けられた『ペットフード公正取引協議会』では
『ペットフードの表示に関する構成競争規約』で以下に定義しています。

『ペットフードとは、穀類、デンプン類、槽糖類、糖類、油脂類、豆類、種実類、魚介類、肉類、
卵類、野菜類、乳類、果実類、きのこ類、藻類、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、
その他を原料とし、混合機、蒸煮機、乾燥機、加熱殺菌機、冷凍機などを使用して製造した、
犬の食用に供するもの(ドッグフード)または猫の食用に供するもの(キャットフード)をいう』

これだけを見ると、多種多様にバランスのよい原材料が使われているようにも思われますが、
これはあくまで定義であり、ガイドラインなのです。

メーカーの中にはこの協議会に入っていない会社もありますし、
自由に製造販売できるのが実情です。

明確な法的品質基準も管理監督も受けないのがペットフードの世界なのです。
中には『より高品質なもの』を追求するメーカーもあるでしょう・・・

しかしながら、『安かろう悪かろう』の、
大量生産・大量販売を狙うメーカーが登場してくるのも必然的なこと。
このようなメーカーが市場シェアを占めてゆく理由として、
「品質よりも価格優先」という消費者の意思に支えられているということを、
いかなる場合も忘れてはいけないのです。

安価であるがために粗悪なゴハンは、
シッポたちの望むところでないことはお伝えするまでもありません。
また、製品に多額の広告費用を上乗せしている製品も同等です。





◆ショッキングな出来事

人の口に入るものは、事細かに法的な基準や規制が設けられていますが、
それでも幾多の致命的な問題が起こっています。
残留薬物、偽装表示、細菌汚染など、食品の安全性への不安は高まるばかりです。


・例えば、過日のBSE(狂牛病)問題はその最たるものでしょう

「いったい、何を信じて食したらよいか?」と言う疑問が噴出しています。
BSE(狂牛病)問題では、ペットフードの世界にも不安が広がりました。
汚染された牛を原料にしたペットフードが流通してるとしたら?
それを誤って幼児が口にしたら?
或いはそのフードを食べて感染した犬や猫に噛まれたら?
という不安にまで至りました。

メーカー各社は一斉に「当社の製品は安全です。」と答えましたが、
実際にはメーカーのモラルに頼るしかなく、何の安全基準も証明も無いものでした。

幸い、BSE(狂牛病)についてはペットフードから感染した例は報告されていませんが、
海外では異なる問題で「ショッキングな事件」も起こっているのです。


・1989年にアメリカで起こりました

生後11カ月の女の子が自宅で「キャットフード」を10回以上にわたり食べてしまい、
含まれていたペニシリンの副作用により死亡したというものでした。

この事故で幼児の命をも奪うような、
『危険なペットフードが存在すること』が、世間に証明されました。
原因は不明ですが、原料となった家畜が傷病畜で、
多量のペニシリンを投与されていた可能性が指摘されています。
一般的にペニシリンは、牛や馬・豚などの家畜の治療薬として広く用いられる抗生物質です。

これは動物が死んでもその体内に蓄積され、
また熱耐性がありキャットフードの製造過程で熱処理をしてもなかなか消滅しないのです。

更には、ご記憶の方も多いと思いますが、
2007年に起きた産業用化学物質メラミンとシアヌル酸による大規模なペットフードのリコール事件。

こんな事件が起こる背景には、
ペットフードの原料の選び方とコスト問題が深く関係しているのは当然です。

ペットフードのパッケージの注意書きを見たことがおありでしょうか?
「動物以外には使用しないでください」もしくは同等の意味の表示がないものを、
ご覧になったことはおありでしょうか?

シッポたちのための加工食ですから、当然とも思いますよね。
でも、ここでどうか考えてください。
逆から見てみると「人には害がある」あるいは「保証できませんよ?」とは読めないでしょうか?
人が食べられない&害がある原料とは?いったい、何なのでしょう。


■食物連鎖

安価なペットフードの原料として知られているものは『廃棄物』と申し上げて過言ではありません。
例えば「肉類」は、そのほとんどが人の食用としては「不適格」です。

食肉用の家畜の多くは、ホルモン剤や殺虫剤などの化学薬品入りの飼料を与えられます。
また、伝染病予防のために抗生物質をはじめとする薬剤も投与されます。
農薬で死んでいった家畜も、体内に残る毒素が残留したままにフードの原料とされています。

これら危険物質の基準値が人の食用としてオーバーしているものが『廃棄対象』となり、
それをリサイクルしてペットフードの原料になるのです。

ペットフードに使われる肉や鳥肉は、殺菌のためにスチーム処理を施されますが、
化学物質の殆どは熱分解されることはありません。

使用された化学物質は、家畜の骨や脂肪、
解毒や排泄をつかさどる臓器(肝臓、腎臓など)に蓄積されます。
廃棄される部位(内臓や各組織)をベースに製造されるペットフードは、
残留する危険物質の宝庫とも言えるのではないでしょうか?

アメリカの女性における高いガン罹患率は、
家畜に与えられている抗生剤、ホルモン剤が原因といわれています。
これは食肉用家畜の脂肪に蓄積されているホルモン濃度と密接な関係を持っています。

基準値を設けている人の食品でさえ、このような食物連鎖の危険が指摘されているのですから
廃棄対象物を原材料としているペットフードの危険は、計り知れないものがあります。

アメリカなどでは、更に年間数百万頭の犬や猫の死体が、
ペットフードの原料として使用されているとも言われています。
その中には自然死したものだけでなく、薬剤を使って死に至らしめたものも含まれるのです。

そして、それらを処理する際には、
腐敗臭を防ぐために脂肪安定剤という発ガン物質まで使われるというのです。


■環境破壊

健康を害する危険な物質として、鉛をはじめとする重金属の問題も避けて通れません。
鉛は都会の空気や食肉用家畜の飼料用植物に使用する化学農薬の中に含まれ、
その骨や臓器に蓄積されます。
これらを食べた人やシッポたちの体内にも蓄積されます。

安価なペットフードの缶詰には、かなりの量で鉛が含まれているといわれており、
人の子供に対して毒性があると思われる量の、
実に4倍もの鉛を一日で摂取してしまっているというショッキングな報告もあります。
また、安価な缶を使用している場合は缶の素材そのものからの鉛流出も起こります。

鉛は農薬の多様化や使用増、また環境破壊と共に増え続ける重化学金属汚染の1つで、
人の子供への影響が大きいため、もたらすリスクについての研究が進んでおり、
神経系統、赤血球、酵素や免疫システムに打撃を与え、
精神障害、多動症、貧血、ガンの原因にもなることがわかっています。

私たち人が繰り返す環境破壊によって、
山に、川に、海に、大地にまき散らされた重金属を含む有害物質は、
やがて、生命連鎖・食物連鎖によって食材に取り込まれてしまいます。
環境破壊の度合いは食材の汚染と密接な関係があります。
これらが含まれる部位は人用食品にはなりませんが、その廃棄部位はペット用・飼料用となります。

これらはほんの一部ですが、
心当たりがあるメーカーなら 「人は食べてはいけません」と書かずに居れないのでしょう。

安価な製品が全てこうしたことに該当するとは申し上げられませんが、
企業が正当な利益を確保できているのならば、低価格=低コストが当たり前のこと。
また、もしその製品に巨額の宣伝費や大量のサンプル試供があれば、
さらにその分だけ原材料コストは下がります。

こんなことは一般常識・当然のことですよね。

危険なゴハン…その2に続きます。

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