ゴハン選びの参考に10


◆はじめに・・・

「保護猫とゴハン」のページを設けるにあたり、
当サイトのコンセプトである『すべての猫達に・・・』の意味を、
もう一度お伝えしておかなくてはならない、と思っています。

一般のキャットフード・・・
ジャンクフードとも呼ばれている危険なご飯が存在します。
これらを排除し、食事内容を改善するだけで、ニャンコ本来の生命力を取り戻し、
より健康になれるフードがあることは、このサイトにお運びくださる多くの皆様もご存知のこと。

ですが、そのことについての認知度はまだまだ低く、
NET環境にいらっしゃらない方の場合は、なおさらです。


一般食と呼ばれるフードで、病気知らずのネコちゃんも沢山いますし、
病気であっても、獣医さんに治していただければそれで良いのかもしれません。
それならば、ナチュラルフードなど不要ではないか?と言うご意見もあるでしょう。

しかしながら、より高いクウォリティーを求めるならば、
家猫ちゃんであっても、外猫ちゃんであっても、天涯孤独なノラちゃんであっても、
その平等である命の価値を思うとき、たとえ生きる境遇が違っても、
命の源である『食の質』を求める事を無視したくはないのです。

確かに、ナチュラルフードをわが子に生涯を通じて食べられる環境を作ることは、
飼い主さんのお考えひとつなのですが、
その事がしたくても出来ない特別なケースを思うとき、すべてのネコちゃんに捧げたい・・・
NinnaNannaとして、お伝えしたい事と、お伝えできること、お伝えしなくてはいけないこと。

これらが、果たして誤解の無いように、ご覧くださる方々にお読みいただけるのか?
と言に至ります。


春を控え・・・保護される子達が増える日を思いながら、
ナンナ自身が痛む思いを抱えてのUPであることを、お心に留めていただきたいと思います。





◆保護猫ってご存知ですか?

特別なニャンコのことではありません。
言葉のとおり、『保護された猫』のことを言います。

  1.ペットショップから家族に迎える方法
  2.人から譲り受ける場合
  3.道端で泣いている子を連れて帰る場合

この3つのいずれかが、ニャンコと暮らす手段と言えるでしょう。
『保護猫』と呼ばれるネコちゃんは、2 の『人から譲られる状態にある猫』を指します。
つまり、飼い主さんがいるネコちゃんではあるものの、本来の家族としてではなく、
お世話になりながら家族になる人を探しているネコちゃんのこと。
現飼い主さんに<家族にしてあげたいけれど、叶えられない事情>があって、
家族にしてくれる人の出現を待っているネコちゃんのことです。


■保護猫ちゃん:それぞれのケース

里子に出る日を待つ保護猫ちゃんにも、いろいろなケースがあります。

  1.直繁殖で生まれた子ネコちゃんを手放す
  2.家族としてこれ以上暮らせない事情から手放す
  3.道端で泣いている子を見るに見かねて・・・だが飼えない

NinnaNanna*小さな命のために*をご覧くださった方ならご理解いただけると思いますが、
1.直繁殖のネコちゃん と 2.家族としてのネコちゃん のケースは、
本来『保護猫』とは呼びません。
<里親さんを必要としている猫>であっても、
明らかにその命に対し過去から継続する責任を有する飼い主さんがいるネコちゃんです。

保護猫ちゃんとは、3の責任を持つべき飼い主が見当たらない<保護を必要としていた猫>
に限って呼ばれる言葉なのです。


■保護を必要とする猫とは・・・

なぜ保護を必要とする猫がいるか・・・は、改めて書き綴る必要はありません。
故意・過失を問わず、『捨てる人、逃がす人、生ませる人』がいるからです。            ※興味がおありの方は*小さな命のために*を参考になさってください。


保護を必要としているネコちゃんは、その多くが緊急を要します。
多くの場合『健康優良ネコちゃん』ではありませんから。

見て見ぬ振りが出来ない心優しい方なら、連れて帰った経験をお持ちのことでしょう。
食べさせて、暖めて、安心させて、寝かせて・・・時には通院も必要です。

このように、猫を助けてくださる方々を称して、猫ボランティアさんと呼びます。
たとえそれが1匹だけのことであっても、また継続的にしていらっしゃる場合であっても、
<猫のためのボランティア>ですから。

それがたった一匹のことであっても、生涯の責任を持って愛情を注ぎ、
家族として暮らす決心をするまでには、誰にでもそれなりの時間が必要なものです。
その決心が付くまでは、やはり保護猫ちゃんだといえるでしょう。

縁あって連れて帰ったネコちゃんですから、衰弱したまま放置することなどありえません。
空腹を満たすだけでなく、通院治療や、心のダメージにまで、
手を尽くしてくださる方がほとんどの事だと思います。

一匹、二匹なら大きな負担にはなり難いものですが、
継続的なボランティアさんとなれば、話は違ってきます。


■継続的なボランティアさんの場合

猫好きさんならご存知の方も多いと思いますが、
継続的なボランティア活動をしていらっしゃる方の多くはご自身の娯楽を横においてでも、
時間と金銭をかけて猫達を救っていらっしゃいます。

その費用は、お世話をしていらっしゃる猫の数が増えるだけ、膨大なものになります。
話題の映画にも、人気のお店にも足を運ぶことなく、
それらに費やされるはずの時間と費用は、全てが猫のために・・・と、
注がれると言ってもいいかもしれません。

1匹でも助けたい・・・
そのためには生きる糧となる『ご飯』の問題が生じてきます。
食べなければ命を繋ぐことも叶いませんから、
『質よりも量』を選ばざるを得ないのは当然のことです。

「ナチュラルフード?!・・・とんでもない!」と、
憤慨されて当然のボランティアさん方が日本中に大勢いらっしゃり、
それぞれに諸事情ギリギリの状態であっても、
コツコツと猫達を守り続けてくださっている現状があることも、十分承知いたしております。

であるならば、何故、NinnaNannaで、わざわざコンテンツとしての
「保護猫とゴハン」なのか・・・と思われることでしょう。





◆自然療法とご飯の関係

前述のように保護猫は、『すこぶる健康』で保護されることはまれです。
栄養失調、軽度の貧血、風邪気味は珍しくなく、
栄養状態が改善されれば通院が度々に及ぶこともないかもしれません。

酷い状態で保護される場合は、病気・怪我による何がしかの後遺症や、
事故・虐待による身体障害、時には瀕死の場合さえありえます。

状態を知るための通院検査は不可欠ですが、一通りの治療を終えるころ、
保護ニャンの精神的・身体的な負担も軽減の兆しが見え始めます。
保護主さんの努力の甲斐があり、命が再び力を取り戻す時期と言えるでしょう。
保護ニャンにとって、それはとても大切な時期だ思います。


■ホリスティック・自然療法

ホリスティック・自然療法といった・・・
『より自然に猫本来の生命力を呼び覚まし健康に導く治療法』の分野では、
現代の獣医療を認めながらも、自然の摂理に着目し、
本能が求める治療法>の要となる『食』を重視しています。

ホリスティック・自然療法は、難しい話でも何でもありません。
身体に害があるものを食べないなどは当たり前のことであって、
食事の内容が個々のニャンコにとって最適な栄養バランスであればいいわけです。
且つ、精神的にも満たされていれば、人もニャンコも健康であることは言うまでもありません。

治療の一環として『食』を捉えるこれらの考え方では、身体的健康は『食』から。
そして、精神的健康は『安心』から、としています。

たとえどんなに高度な獣医療を施し、検査データーから健康が保証されたとしても、
精神的な面において健康でなければ、その子本来の生命力を導き出すことは難しく、
真の意味での『健康』とは言えないとしています。

人が口にするものでさえ真実を隠して販売されているのが現状ですから、
ホリスティック・自然療法のひとつとしてナチュラルフードが支持されるのは、
これらのことが飼い主さんの意識として形に現れていることと言えるでしょう。

ホリスティック・自然療法を初めて取り入れる際、
効果を最大限に引き出すために<断食・半断食>を推奨していることがあります。

人のダイエットで知られている<ファスティング>と呼ばれる方法です。
これは、断食の期間が体内の臓器を休ませることで代謝を活性化させ、
体のもつ自然治癒力を最大限に活用できるように促す方法です。

  ↑ホリスティック・自然療法に関する本格的な治療は、
  これらの専門知識をお持ちの獣医さんの指導の下で行うことですから、
  飼い主さんと言えども、絶対に勝手な判断でなさらないでください。
  無謀な判断は、『適切な飼育を怠る』意味で、法に触れますから。

「今日は、食べたくニャイ♪」と、ネコちゃんたちが気まぐれを言うとき、
ネコちゃんが自主的に<ファスティング>で自然治癒を行っているのです。
治療が必要と思われる状態の場合には、必ず通院が必要ですが・・・。


■保護ニャンの場合

そこで保護猫ちゃんの場合です。
食べられることだけでもありがたい・・・それは確かにそのとおりです。
餓死する子達も沢山いますから。

ですが、身体的、精神的なダメージを抱えて保護されている多くの子達は、
人が思うほど軽度ではないことが、稀にあります。
通院を終え元気になったはずの子が度々先生のお世話にならなければならないことがありますが、
症状を一時的に押さえ込んだ状態であるならば、
健康を取り戻したとは言えないのかもしれません。

保護されたときには、すでに前述の<半断食>・・・いいえ、
正確には、強烈な断食状態を過ごしていますので、
口に入るモノ全てが砂漠に水滴を落とすように吸収されていくことは、
ご想像いただけることでしょう。

そのときに、有害物質も同様に吸収されてしまいます。
解毒機能が衰えているはずの保護ニャンは、これらを解毒できないかもしれません。

健康なときであれば、???と拒絶できる食事であっても、
飢餓状態のネコちゃんであれば、受け付けてしまうかもしれない事は、
十分お判りいただけるでしょう。

辛い生活を送った期間が長いほど、こういった飢餓に対する恐怖は続くようで、
保護ニャンは、身体が満たされていても、
精神的な要求からか、必要以上に『食』に執着するネコちゃんがいます。

砂漠の水のように吸収されてしまう状態が長く続く間に、
体内に有害物質が蓄積されてしまうことが考えられる以上、
保護主さんの経済状況が許されるのであれば、ダメージの大きい保護ニャンにこそ、
良質のご飯が必要だと思うのです。


冒頭に記したように、保護猫たちは里親さんからのお迎えを待っています。
一日も早く、真の健康状態を取り戻し、本来の性格が発揮され、
里親さんに可愛がってもらわなければなりません。

環境変化にデリケートなネコちゃんですから、
新しい環境に入ったときにストレスから体調を悪くする子たちもいます。
そんな時、里親さんも懸命にネコちゃんを守ってくださいます。
精神的なサポートは里親さんの愛情と、時間が解決してくれることでしょう。

ですが、そこに身体的ダメージが伴えば、警戒心の強い猫族のこと・・・
精神面、肉体面においてもガードが固くなってしまいますので、
新しい環境になじむにも時間がかかることになってしまいます。

そして・・・どの子も大嫌いな通院が始まります。
もしも保護猫時代から食にこだわることができ、里親さんにも継続をお願いする事が叶うのなら、
この事が『幸せをつかめたネコちゃん』の生涯にわたってどれだけの恩恵を与えるかは、
計り知れないように思います。

危険なご飯があることや、保護主さんがネコちゃんにとって、
良かれとチョイスされたナチュラルフードの必要性をお伝えし、
里親さんにも『食』に意識を持っていただくということは、珍しい話ではありません。

精神的に、肉体的にも多くのダメージを受けた状態で助けられるネコちゃんだからこそ、
量とともに質をお考え頂きたいと思います。





◆すべては目の前の幸せを掴もうとしているネコちゃんの健康のために…

道端で泣いている子が、体調を崩している可能性があることは仕方がない事。

好んで辛い環境で暮らしていたわけではありません。
好んでひもじい思いをしているわけでは無いのです。
さかのぼれば・・・そこには必ず人が作った原因があるのです。

苦労して生きのびた証・・・
生きる事と引き換えに授かった『勲章』とも呼べる症状であるならば、
辛かった時間と共に『与えられた勲章』も全てを受け止めて、
褒めてあげたいと心から思っています。


 保護された子は病気を持っている、病気の経験があるから・・・と区別しないで下さい。

 猫密度が高いペットショップにいる子達や、ブリーダーさんの元にいる子達は、
 病気が蔓延しやすい、また社会性に乏しい・・・と区別しないで下さい。

 お家を持たず、空腹と戦いながら懸命に生きている子達・・・を区別しないで下さい。


生まれてきた命は、すべてが尊く、それぞれに唯一無二の存在です。

どのような環境で暮らしていも、出生や生い立ちに関係なく、
幸せな猫生を送る権利があるはずです。
人が支えなければ、今の社会で生きてゆく事は、到底出来ない弱い存在です。

愛されるべきすべての猫達が、より健康に、より幸せになれるよう、
お家のあるネコちゃんはもちろんの事ですが、
今からお家を捜そうとしているネコちゃんにも、ご飯の大切さを実感させてあげてください。

大量の薬よりも、<安心して甘えられる暮らしと、安全なご飯>のほうが、
より大きな幸せをネコちゃんに運ぶ事があることを、知っていただきたいと願っています。


そして・・・
ナチュラルフードを食べていないネコちゃんが、
健康で無い、もしくは病気が治らないとお伝えしているわけではありません。

ましてや、与えるフードで飼い主さんのネコちゃんへの愛情の大きさ、深さを計ることなど、
出来るものではありませんし、間違ってもすべきことではありません。

安全なご飯が健康を導く事は絶対ですが、
消化・吸収・解毒の力は、それぞれの個体能力に大きく左右されます。
デリケートな動物である猫たちは、精神的なストレスでさえ体調に出てきます。

大事にされている飼いネコちゃんであっても、そうなのですから、
保護され間もないネコちゃんたちが、
精神的に安定しているか、そうでないかを見極めるのは難しく、
食事内容だけで健康かどうかを判断する事は永遠に不可能とも言えるでしょう。

食べているご飯が一般食であっても、ナチュラルフードであっても、
健康であっても、勲章を授かっていても、くれぐれも保護猫達を区別なさいませんよう、
慈愛に満ちたお心で見守っていただきたい。
出来るなら・・・家族として迎えていただきたいと、心から願っております。


すべての猫達の健康と幸せを祈って・・・これがCat's専科NinnaNannaの望みです。



 ここまで、読み進めて下さるほどの方々ですから、
 言うまでも無く 猫をこよなく愛していらっしゃることは、想像に難くありません。
 言わずもがなを認めました事に、不快感をお持ちの方には、心からお詫び申し上げます。




◆余談ではありますが・・・

NinnaNanna*小さな命の為に*では、
リンクや掲示板で保護猫ちゃんの里親捜しのご協力をさせていただいておりますが、
<飼い主さんのいらっしゃるネコちゃんに関して>は、
<閲覧者のどなたが里親募集記事をご覧になっても納得いただける保護主さんに限って>の、
協力をさせて頂くことにしております。

これは<無責任な飼い主さん、保護主さんの投稿に配慮>し、
猫・犬他・・・里親募集投稿をされる動物たちの、
『命』に対する責任を持っていただく事を第一の目的にし、
保護された以外の動物たちの投稿の際には、事情をお聞かせいただくようお願いしております。

ペットブームと呼ばれる現在、不幸な子達が日々増え続ける中において、
これ最後に、再び繰り返す事の無いよう、
今後の対応策をお伺いし、実行をお約束願うように致しております。


以上のことをご理解いただき、
サイト*小さな命のために*の意図する言葉に耳を傾けてくださる方であれば、
出来る限りの応援をさせていただくことは言うまでもありません。

幸せになるために生まれてきた命です。
人の責任放棄や不注意によって、不幸を強いられている命です。
間違っても、猫たちに罪はありません。


NinnaNanna*小さな命のために*では、どの子も平等に幸せが繋ぎとめられるよう、
ご協力させていただく所存です。


page top